拝啓、世界の路上から

ギター片手に世界を旅するミュージシャン&映画監督のブログ(現在の訪問国:104ヶ国)

アマルフィ海岸の野外ステージ(ラヴェッロ/イタリア)

2011-09-30 | 旅フォト(イタリア・サンマリノ)


毎年ワーグナー音楽祭が開かれる、ヴィラ・ルーフォロの庭園に設置された野外ステージです。

アマルフィ海岸を背景に、崖上にせり出した舞台は、世界屈指の絶景ステージだと思います。


でも天井がないので音響的にはイマイチでしょうし、ヴェローナみたいにダイナミックなオペラをやる程広さはないのが難点です。

おまけにオーケストラのメンバーは、海岸線の風景に対して背中向けなので、このステージを堪能できるのは、指揮者と観客だけなのでしょうね。(しかも夜は灯りがそれ程なさそうなので、昼間限定でしょうか)

もっとも、絶景過ぎて高所恐怖症の指揮者は、このステージに立てないかもしれませんけど。。。(笑)




アマルフィの海岸線(ラヴェッロ/イタリア)

2011-09-29 | 旅フォト(イタリア・サンマリノ)


標高約350mの断崖上の町、ラヴェッロにある、ヴィラ・ルーフォロの庭園から眺めたアマルフィ海岸です。

絵葉書にもよく使われるアマルフィ海岸を代表する景観ですが、ここでワーグナーが最後のオペラ「パルシファル」(Parsifal)を作曲したと言われています。


毎年7月にはこの庭園で、ワーグナー音楽祭が開催されます。

シーフード・ラビオリ(アマルフィ/イタリア)

2011-09-28 | 世界の食

アマルフィで食べた、地元の海の幸を使った海鮮ラビオリです。

アマルフィのレストランで店員に、おすすめのシーフードパスタは?と尋ねて、出てきたのがコレ。

ラビオリと言っても、これ1個が手のひら位の特大サイズです。


小さな海老やタコ、ムール貝やアサリといったシーフードと、その海鮮ダシがしっかりと出たトマトソースをからめて、リコッタチーズをつめた特大のもっちり生パスタの上に一気に流し込んだ一品です。


ちょっとお味が濃い目なので、ワインやアルコールとよくあうと思います。
(アルコールがあまり得意ではない自分は、山道をバスで揺られた後&旅の初日ということもあって、頼んだのは水(ガス入り)でしたけど。苦笑)

ピッツァ・フリッタ(ナポリ/イタリア)

2011-09-27 | 世界の食

揚げピッツァ「ピッツァ・フリッタ」(Pizza Fritta)です。

写真はナポリの有名店、ディ・マッテオのもの。


ピッコロ(小サイズ)を頼んだのですが、直径約20cmで結構デカイです。


サクサクの衣を開くと、濃厚なモッツァレラがとろーりととけ出し、中には肉等の具が入っていて、シチューをピッツァで包んで油で揚げたようなイメージでしょうか???


Pizzaの枠を超えたインパクトのある一品で、ナポリでのピッツァ食べ歩きの際には、ぜひ1度チャレンジしてみるとよいと思います。


個人的にはマルゲリータの方が好みですけど。(笑)






フェーダーヴァイサー(ドイツ)

2011-09-26 | 世界の食


先日サッカーの試合観戦で訪れた際に、マインツの大聖堂前の屋台で飲んだ、フェーダーヴァイサー(Federweißer)です。


発酵中のぶどう発泡酒であるノイアー・ヴァイン(Neuer Wein。Junger Wein(若いワインの意味)とも呼ばれます)の、白ワインバージョンです。

赤ワインバージョン(ローター)もあります。


毎年秋の感謝祭の時期に作られる季節限定品で、スパークリングワインより炭酸が多く、すぐに発酵してしまうそうで、数日しか日持ちしないとか。(濁酒状態のものらしいです)

また炭酸が作られつづけるので、破裂の危険があるらしく瓶に栓ができない為、輸出不可で日本ではまず飲めない産地限定ワインです。


味はすごく甘くて、まるでぶどうジュースのようにフルーティーな為、女性受けは良いと思います。
(自分のように、あまりアルコールが強くない男性にもお薦めです)

ただ意外にアルコール度数が高めの11パーセントなので、口当たりのよさに騙されて?飲みすぎると悪酔いしてしまいます。
(グラス一杯だけですが、知らずに一気飲みしたら、結構酔っ払いました。苦笑)


9月~10月初旬に、ドイツ及びオーストリア各地と、スイスや北イタリアの一部で楽しむことができます。

ボルシア・ドルトムントvsFSVマインツ05(マインツ/ドイツ)

2011-09-25 | 欧州サッカー&日本代表


ドルトムントの香川選手を応援する為、フランクフルトからローカル電車でマインツへ行ってきました。

マインツは昨年までブンデスリーガ最小のスタジアムだった為、チケットが非常にとりづらいと言われていましたが、今シーズンから3万4千人収容の新スタジアムとなった関係で、ひょっとしたら当日券があるのでは?と思い直接現地へ。

マインツ中央駅前(駅を出てすぐ右手)から無料シャトルバスでスタジアムに向かい、ゲート横のチケット売り場へ行ってみましたが、残念ながらこの日は全席売り切れとのこと。

ならばダフ屋頼みだとばかり、白紙に「Ticket」と書いて掲げていると、結構な人数が声をかけてきて、それなりにチケットがあまっているようでした。

自分が選んだのは、ドルトムント側のGuest用チケットで28EURのゴール裏席を倍ほどの約50EURでGET。

ブンデスリーガでもアウェーの洗礼は厳しいですが、どうせなら黄色い応援団の中で、香川選手を応援したいじゃないですか。


試合は圧倒的なドルトムントペース。昨シーズンブンデスリーガを制覇した、ポゼッションフットボールスタイルの戦術は今期も継承されており、圧倒的なボール支配率。

しかし昨季と大きく違うのは、縦への動きが殆どなく、サイドチェンジを繰り替えし、なかなかゴールに直結するようなプレーが見られず。


注目の香川選手も何度かクリエイティブなプレーがあったものの、トップ下の香川選手や、この日1トップで先発出場のレワンドフスキに殆どボールが入りません。

やはり昨シーズンまでチームの心臓として、中盤の底でゲームメイクしていたシャヒン(今期前にレアルへ移籍)の穴は予想以上に大きく、いわゆる「出し手」がいない状況。

前節のホームゲームも同様の展開で負けており、これはちょっと深刻な状況かも。
このままではチャンピオンズリーグを勝ち抜くことも、夢また夢なのでは?とそんな印象を受けました。


そんな嫌な予感が頭をよぎった瞬間、一瞬のワンプレーでマインツが先制。

そしてイライラするもどかしい試合展開のまま前半が終了。


後半になって少し縦へのプレーが出るようになり、香川選手もゴール前でシュートを放つ場面が出始めた頃、ペリシッチのゴールで同点。

よし乗ってきた!と思った後半25分に、香川選手は交代。


しかし変わりに入ったライトナーはうまく機能しておらずミスを連発。

これだったらなんで香川を変えたんだよ~とボヤきたくなる程。
(故障明けで調子が上がってくるまで、あまり無理をさせたくないのかもしれませんが)



このまま引き分けか?と思った後半45分、ゴール前の混戦からDFピズチェクのシュートが決まって、そのまま逆転勝利。


周りのドイツ人ドルトムントサポーター達と抱き合って、勝利の喜びを分かち合いました。


試合後は、アウェー側のサポーターとホーム側のサポーターが同席しないよう、入り口ゲートまで別に隔離されたアウェー側のみ、スタジアム前にシャトルバスが横付けされ、ホームの赤い服をまとったサポーターを横目に、一足先にバスで中央駅へ。しかもパトカーが同行しての護衛付。(ちょっと大げさだと思いますが。苦笑)


バスの中でも、帰りの電車でも、熱狂的なドルトムントサポーター達は、ずっとぴょんぴょん飛び跳ねながら、チームの応援歌を大声で歌っていました。

こいつらアホやな~と思いながらも、なんだかこちらも楽しくなってきます。

自分も試合中は「ボルシア~♪」と、他のドルトムントサポーターと共に歌いながら応援していたので、スタジアムへ来て日頃の鬱憤を晴らしている、ドイツ人ワーカーの気持ちがちょっとわかった1日でした。
(さすがに電車やバスでは歌いませんが。笑)


※写真:相手ゴール前の香川選手(23番)




ディ・マッテオのピッツァ・マルゲリータ(ナポリ/イタリア)

2011-09-24 | 世界の食


ダ・ミケーレと双璧をなす、本場ナポリの超人気店、Di Matteo(ディ・マッテオ)のピッツァ・マルゲリータです。

ジャンボサイズのマルゲリータはやや薄型のパンピザで、ジューシーなトマトソースとクリーミーなモッツァレラチーズが絶品です。お値段は1枚3EUR程。(ドリンクとあわせて約5EUR)

もっちりやわらかな生地のダ・ミケーレ程インパクトはありませんが、総合的なお味では個人的にディ・マッテオの方が好みで、自分がリピートしたいと思うお店は間違いなくこちらです。
(※個人的には一般的な日本人がイメージする、イタリアン・ピッツァの王道と言っても良い味だと思います。笑)


夕食時に訪れましたが、まったく並ぶことなく席についてすぐ食べられました。

他にも日本人観光客が来ており、気軽に訪れやすいのもこちらのお店の方だと思います。


場所はナポリのドゥオーモの近く、スパッカ・ナポリの中心部にありますが、比較的賑わいのある人通りが多いトリブナーリ通りにあるので、わかりやすいと思います。

中央駅前のガリバルディ広場、又は地下鉄ダンテ駅から400~500メートル程で、歩いていける距離です。



店名:Di Matteo
住所:Via dei Tribunali 94
TEL:081-455262
営業時間:9:00-24:00(日曜日&8月の15日間は休業)


ダ・ミケーレのピッツァ・マルゲリータ(ナポリ/イタリア)

2011-09-23 | 世界の食


ピッツァの本場ナポリで最も行列ができるお店、ダ・ミケーレ(Da Michele)のピッツァ・マルゲリータです。

1時半過ぎに訪れた所、店の外に溢れんばかりの人が待っており、レジで受け取った番号が68番、10分待ってようやく最初に呼ばれた番号が28番と、これは何時間待てばよいのだ?と思わず途方に暮れました。

でも多くは持ち帰り希望の人達らしく、入り口付近でさらに15分程待っていたら、店員に1人か?と聞かれ、そうだと答えると、そのままテーブルまで案内してくれました。

自分の後にも1人のイタリア人が、番号札関係なしで中に入れてもらっていたので、ポイントは1人で入り口付近に待機?だったのかもしれません。(システムとしてはかなり微妙ですが。笑)


さてお味の方ですが、特筆すべきはもっちりやわらかの生地と、ジューシーなトマトソース、そして半生でとろけるモッツァレラチーズ。

ただ外側は結構な焦げ目があり苦いので、外側だけ残し真ん中をくり抜くように食べているイタリア人もいました。(最初は一緒に食べてましたが、途中から自分も真似して外側だけ残しました。苦笑)


偶然相席になったナポリ在住のイタリア人としばらく雑談をしていたのですが、どこがベストのピッツェリア?と聞くと、もちろんこの店だよと答えていました。

彼の話では他とは違う、忘れられない味なんだとか。


マルゲリータはノーマルが4EUR、ミディアムが4.5EUR。
ノーマルとミディアムって、どっちが普通サイズ?ってツッコミたくなるサイズ名ですが、ミディアムを頼んだら、めちゃくちゃデカかったです。(笑)

あまりに行列がスゴイのが難点ですが、朝早くに行くのも一案かもしれません。



店名:Da Michele
住所:Via Cesare Sersale1
TEL:081-5539204
営業時間:10-23時(日曜日と8月にお店が閉まるようです)
※中央駅前のガリバルディ広場から、Umberto1通りを150~200m程歩き右に曲がった先の左手のお店です。
(最初ちょっとわかりづらいですが、ウンベルト1世通りの右側の道を見ながら真っ直ぐ歩いて、右手の小道の奥が最初に二股に分かれたところ(コレッタ通り)を中に入るというのが、1番わかりやすいポイントでした。お店の前まで行くと人だかりができています)





まずは1勝

2011-09-22 | その他



フランクフルトに戻ってきました。

さて自宅に戻って早々、録画したロンドン五輪男子サッカー代表の試合をTV観戦。

W杯や五輪の予選は結果が全てという観点から見れば、2-0の勝利はまずまずのスタート。

しかし内容的にはチームのコンセプトを見直した方がよいのではないか?とさえ思うような、今後への課題が多い試合だったと思います。


この試合の中で特に目についたのは、左サイドバックの酒井高徳選手。

彼の思い切りのよいオーバーラップと精度の高いパスセンスは、キラリと光るものがありました。


一方、左サイドの上がった後を、センターバックとボランチがうまくカバーできておらず、圧倒的日本ペースなのに後半は格下マレーシアにその裏を取られる場面も多々ありました。

ゲームの組み立てやリズム変化がつけられないという点も加え、このチームのアキレス腱は、前々から言われている通り、センターバックとボランチなのだと改めて感じた試合でした。


この日の試合のボランチは、鹿島へ入団が決まったキャプテンの山村選手と、C大阪でボランチのレギュラーポジションを獲得した扇原選手という期待の大型ボランチコンビ。

しかしこの日の試合を見る限りでは、そのまま二人でセンターバックとしてコンビを組んだ方が良い気がします。(二人とも元々本職はDFですが、この試合を見ていると二人の良さが消えてしまっている気がしました)


一方リズムが作れて前線にも顔をだせる代わりのボランチが必要となりますが、U22世代では浦和の山田直輝選手と、名古屋で今季3試合連続ゴールの磯村選手辺りを1度見てみたいところです。(故障中のFC東京米本選手が健在なら1枠確実でしたが。。。)



また前線ですが、原口選手はやはり受け手として、トップ下もしくは思い切ってゼロトップに近い1トップで使ってみるのもありではないかと思います。

逆に1トップで使われているスピードスター、名古屋の永井選手は、サイドの方が突破力が生きるような気がします。


この日も1点目のアシスト等でチャンスメーカーとして光っていた清武選手ですが、試合終了間際の足の痙攣からもわかるように、トップチームとの掛け持ちは、やはり無理があり、怪我等の可能性を考えると、どちらか一方に専念させてあげた方が良いと思われます。
(本田選手不在の状況を考えると、必然的にA代表に専念させる形だと思います。またこのまま好調を維持すれば、今冬には欧州のクラブチームへ移籍し、他の海外組選手同様、拘束力のあるA代表でないと代表へ呼べないという状況も考えられます)


香川選手(前節今季初ゴール)、宇佐美選手(バイエルンでベンチ入り)、宮市選手(前節アーセナル公式戦デビュー)、指宿選手(今月もスペイン3部で連続フル出場し前節ゴール)等の海外組の召集はかなり厳しいと思います。

その上清武選手まで抜けて、五輪予選は大丈夫か?と心配になりますが、怪我から復帰した名古屋の金崎選手辺りが調子をあげてきてくれたら、サイドアタッカーとしては、面白い存在になるのでは?と期待しています。

そして好調横浜でレギュラーに定着している小野選手、またかつて天才と称されながらもどん底を味わい、J2で着実に実力をつけている柿谷選手にも、ぜひチャンスを与えてあげて欲しいと、個人的には思っています。


次の試合のバーレーン戦(アウェー)&シリア戦(ホーム)まで2ヶ月あります。

男子五輪代表にはその間、ぜひとも思い切ったチャレンジを期待しています。

明日から

2011-09-18 | その他


9月後半だというのに日本は残暑が厳しいようですが、ドイツはもうすっかり秋で、夕方には連日雨が降っています。
(日照時間も短くなってきました)

この週末(17日)からミュンヘンでは、毎年恒例のオクトーバーフェストがスタートしました。



さて明日から週中まで仕事で欧州内出張です。

ちょっとバタつきそうなので、次回更新はフランクフルトに戻ってからになりそうな気配。。。


チャンスがあれば、旅先から更新したいと思います。