拝啓、世界の路上から

ギター片手に世界を旅するミュージシャン&映画監督のブログ(現在の訪問国:104ヶ国)

シュテファン寺院(ウィーン/オーストリア)

2012-03-30 | 旅フォト(北欧・中欧・東欧)


ウィーンの町のランドマーク、シュテファン寺院です。

14世紀に建てられたゴシック様式の大聖堂は、ハプスブルク家歴代君主の墓所があることや、モーツアルトの結婚式や葬儀が行われた場所として有名です。

南塔の高さは107メートルで、大聖堂としてはウルム、ケルンに次いで、世界で3番目の高さだとか。


初めて大学時代に訪れた時には、全身真っ黒だった大聖堂も、その後補修が進み、訪れる度に色白になっている気がします。
(逆にいつ来ても、まだ工事中?という印象ですが。苦笑)


2001年にはこの大聖堂と辺りの歴史地区が、ユネスコの世界遺産に登録されています。







ウィーン国立歌劇場(ウィーン/オーストリア)

2012-03-29 | 旅フォト(北欧・中欧・東欧)


昨年夏に訪れた、ウィーン国立歌劇場です。

世界三大オペラ座にも数えられるオペラの殿堂で、こけら落としは1869年5月のモーツアルトのドン・ジョヴァンニと言われています。

当時のウィーンは、ドイツや北イタリアも支配した神聖ローマ帝国の首都だったこともあり、今でもドイツオペラだけでなく、イタリアオペラもよく公演されています。


オペラの最高峰らしく、歴代総監督には、グスタフ・マーラーやリヒャルト・シュトラウス、カール・ベームや、ヘルベルト・フォン・カラヤンといったビックネームが名を連ね、近年は、クラウディオ・アバド(1986-1991)や、日本の小澤征爾(2002-2010)、そして現在はメスト(2010-)が音楽監督を務めています。


また本オペラ座の専属オーケストラである、ウィーン国立歌劇場管弦楽団(Wiener Staatsoper Orchester)は、ウィーン・フィルハーモニー・オーケストラのメンバーが務めています。(定員150名)



このオペラ座は、自分が大学時代に生まれて初めてオペラを鑑賞(確か演目はプッチーニの蝶々夫人だった記憶があります)した、思い出深い場所でもあります。

ウィーン楽友協会(ウィーン/オーストリア)

2012-03-28 | 旅フォト(北欧・中欧・東欧)


昨年夏に訪れた、ウィーン楽友協会(Wiener Musikverein)です。

ベルリンフィルと並ぶ世界最高峰のオーケストラ、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地です。


通称「黄金のホール」と呼ばれる大ホール(Großer Saal)では、毎年1月1日にウィーンフィルのニューイヤーコンサートが行われています。


チケットの入手が難しいことで有名な、このニューイヤーコンサートですが、正規の入手方法は、前年の1月2日~23日までの間に申し込み、宝くじ並み?とも言われる高倍率の、3月末に発表される抽選に当選しなくてはいけないとか。

なんでも非正規ルートで入手すると、1枚10万円以上!なんて噂もある程ですが、それなら別の演目の時に、10回コンサートに行った方がよいのでは???と思うのは、自分がヨハン・シュトラウスにも、ウィンナーワルツにも、あまり興味が無いからなのでしょうか。
(ウィーンフィルファンから怒られそうなコメントですが、そんな理由から、自分はいつもテレビ鑑賞で我慢しています。汗)


もっともウィーンフィルは他の定期コンサートのチケットの入手もかなり難しく、一般発売されるGroßer Saalでのウィーンフィルのプログラムも限られています。


このあたりの事情もあって、個人的には、ベルリンフィルが世界No.1だと思っていたりします。。。(苦笑)


マルメヒュース(マルメ/スウェーデン)

2011-07-01 | 旅フォト(北欧・中欧・東欧)


スコーネ地方最大の都市であるマルメのランドマーク、マルメヒュース(Malmöhus)です。

1434年建築のこの古城は、16~17世紀にはデンマーク王室の別荘、19世紀には牢獄として使われていたのだとか。

現在は1階が博物館、2~3階が美術館になっています。


なおマルメへのアクセスは、エーレスンド海峡を挟んだ対岸都市コペンハーゲンから、ローカル電車で30分程です。

シェールナン(ヘルシンボリ/スウェーデン)

2011-06-30 | 旅フォト(北欧・中欧・東欧)


スコーネ地方最古の建築物のひとつである、ヘルシンボリのシェールナン(Kärnan)です。

14世紀頃の建築と言われており、隣接するデンマークとスウェーデン両国間の領土争いに絶えずさらされてきました。


ハムレットの舞台のクロンボー城がある、ヘルシンオア(デンマーク)からフェリーで20分程のヘルシンボリ港から徒歩すぐで、高台にある高さ35mの塔からはヘルシンボリの町が一望できます。


シェルーナンは、家具のIKEAの本社があるヘルシンボリのランドマークになっています。

クロンボー城礼拝堂のパイプオルガン(ヘルシンゲル/デンマーク)

2011-06-19 | 旅フォト(北欧・中欧・東欧)


クロンボー城内にある礼拝堂のパイプオルガンです。

ハムレットが執筆された頃の、17世紀初旬のものと言われています。


1629年の火災でクロンボー城の大半が焼けてしまいましたが、この礼拝堂はアーチが頑丈だった為火災を逃れ、このパイプオルガンも無事現存しています。

今でも現役のパイプオルガンとして、時々演奏されているようです。


もしいつかその音色を聴く機会があれば、ハムレットの時代に思いを馳せながら、耳を傾けてみたいものです。



クロンボーの城壁(ヘルシンゲル/デンマーク)

2011-06-18 | 旅フォト(北欧・中欧・東欧)


クロンボー城の城壁です。


所謂内堀を形成する城壁の上にお城が建っており、内堀の外側には城下町のような当時の建物が並んでいます。

さらにその城下町を守る重厚な城壁の外側には、広範囲に渡って外堀が作られています。


この城が建てられたのと同年代となる、日本の戦国時代前後の城作りと似ている部分があり、当時は軍事要塞としての色合いが強かったことを物語っています。



クロンボー城(ヘルシンゲル/デンマーク)

2011-06-17 | 旅フォト(北欧・中欧・東欧)


コペンハーゲンから約30km離れたバルト海沿いの町、ヘルシンゲル(Helsingør)にある、クロンボー城(Kronborg Castle)です。

15世紀に作られた重厚な構えのこの城は、シェイクスピアのハムレットの舞台として有名です。


元々は海峡通行税徴収の為の要塞として作られたものらしく、この通行税でデンマーク王室が潤ったものの、近隣諸国との関係は悪くなる一方だったとか。


1574年から1585年にルネサンス様式に増改築され、その15年後となる1600年頃にハムレットが執筆されたと言われています。


エーレスンド海峡を挟んだわずか7km先には、スウェーデンのヘルシンボリがあり、現在は定期船が頻繁に往復していますが、昔は冬になると海面が凍って、両国間を歩いて渡ることができたようです。



この時はぽっかり空いた日曜日を利用し、電車でコペンハーゲンからヘルシンゲルに行き、そこから船でヘルシンボリへ渡り、電車でマルメを通って日帰りでコペンハーゲンまで戻りました。


船のチケットを含めて、1日周遊券をコペンハーゲン中央駅のチケット売り場で買うことが出来ます。
(確か5~6000円位だった気がします。同チケット売り場ではユーロ紙幣を使うことができました)



なおクロンボー城は、ユネスコの世界遺産にも登録されています。

人魚姫の像(コペンハーゲン/デンマーク)

2011-06-16 | 旅フォト(北欧・中欧・東欧)


コペンハーゲンのランドマーク的存在である、人魚姫の像です。

夕方に中欧駅から歩いてみたのですが、到着時にはすっかり夜になっていました。
(思った以上に遠くて1時間以上歩き、ヘロヘロになって到着しました)


ライトアップされているという噂だったのですが、かなり微妙な感じです。(汗)


シンガポールのマーライオン、ブリュッセルの小便小僧と並び、世界三大がっかりに数えられるコペンハーゲンの人魚姫像ですが、交通の便が悪い場所にあり、苦労して到着した上に、あまりに小さい像をみて、さらにガッカリという感じです。



約11年ぶりの再訪でしたが、今回は干潮で歩いて像まで行けたので、さらに像の小ささを実感し(ちゃんと足があるのも今回初めて知りました)、且つたいしてライトアップもされておらず、さらにガッカリさが際立っていました。

期待せずに行くと意外に良かったりするものですが、「きっとガッカリするだろうな」と思っていて、その予想を上回るのは本当にスゴイと思います。

この像にこそ「世界No.1がっかり」の称号を与えたいと、個人的には思っています。(笑)



ちなみにマーライオンは2000年に2回、小便小僧は2000年、2008年、2009年に訪れており、自身の「3大がっかり」リピート率の多さに改めて気付かされました。

その上「類は友を呼ぶ」などといや~なキーワードが脳裏をよぎり、この像の前ですっかりガッカリな気分になりました。

まったく、どんだけガッカリ好きなんだか。。。(汗)

ニューハウン(コペンハーゲン/デンマーク)

2011-06-15 | 旅フォト(北欧・中欧・東欧)


今年3月に訪れたニューハウン(Nyhavn)です。


コペンハーゲン市内のアマリエンボー宮殿近くにある、現地語で新港の名前を持つこの港町には、レストランや小洒落たショップが並んでおり、ちょっと良い感じの雰囲気です。


新港といっても、その起源は1670年代と300年以上も昔のこと。

童話で有名なアンデルセンが、かつてこの港町を愛し、20年近く住んでいたそうです。