拝啓、世界の路上から

ギター片手に世界を旅するミュージシャン&映画監督のブログ(現在の訪問国:104ヶ国)

聖ゲオルグ教会(ライヒェナウ/ドイツ)

2009-08-30 | 旅フォト(ドイツ)
ドイツとスイスの国境にあるボーデン湖に浮かぶ島、ライヒェナウ島の聖ゲオルグ教会です。


現在は道路でつながっていますが、以前は陸地から離れた修道院の島で、9世紀頃から中世まで、欧州でも非常に重要な修道院生活の中心地でした。

また10世紀頃のものと言われる壁画が有名で、2000年にはユネスコの世界遺産にも登録されています。


アクセスはStuttgartからICE(新幹線)でSingenまで約1時間50分、またはチューリッヒから約1時間30分、そこからコンスタンツ行きのローカル電車(SBB)で約20分のReichenauで下車。
(又はREでコンスタンツまで行きそこからSBBで約10分か、AllensbachからSBBで約5分)

4月下旬~10月上旬はReichenau駅から修道院前にも停車する7372番の路線バスが出ています。(1時間1~2本で約15分)


ライヒェナウ島は漁業とワイン、野菜の生産で有名で、教会の周りも野菜畑やブドウ畑、ハーブ園等のどかな風景が続き、夏はマイカーやレンタカーでキャンプ旅をしている人達が多いのか、教会前の青空市場で、安くて新鮮な野菜や果物を買い求める人達が列をなしていました。


自分は週末に日帰りで訪れたのですが、コンスタンツ等の宿での滞在の他、ドイツではテントやキャンピングカー等を使ってボーデン湖畔でゆったりと滞在している人達も多いようです。

下から見上げた大聖堂(ストラスブール/フランス)

2009-08-27 | 旅フォト(フランス・モナコ)


真下から見上げたストラスブールのノートルダム大聖堂です。

12世紀から15世紀にかけて建造され、高さ142メール、赤い砂岩の外壁が特徴の、ゴシック建築の傑作と言われています。

からくり時計やゴシック様式の彫刻で有名なこの大聖堂は、旧市街で一番の見所になっています。

ストラスブールの大聖堂(ストラスブール/フランス)

2009-08-27 | 旅フォト(フランス・モナコ)


先月訪れたストラスブールのノートルダム大聖堂です。

ストラスブールはフランクフルトからICE(新幹線)等で約2時間~2時間半(片道正規料金約49EUR。早割り29EUR~)、StuttgartからTGV or ICE等で約1時間20分~2時間(片道正規料金約40EUR。早割り29EUR~)、パリ東駅からもTGV で約2時間半~3時間程の距離です。

フランクフルト等からの日帰りや、ドイツ⇔フランス間移動の中継地、また12月には世界屈指の盛大なクリスマスマーケットが行われる都市として、毎年沢山の人々が訪れます。


旧市街(グラン・ディル)はユネスコの世界遺産にも登録されています。


コモ湖(コモ/イタリア)

2009-08-26 | 旅フォト(イタリア・サンマリノ)


以前訪れたイタリア湖水地方のコモ湖の写真です。

コモ湖はミラノ・ノルド駅(現地名:カドルナ駅※マルペンサ・エクスプレス発着駅)からローカル電車で1時間程(私鉄片道3.6EUR)の、日帰りも可能なイタリアの人気保養地で、スイスとイタリアの国境に位置しています。

写真の展望所までは、ケーブルカーで登ることができます。
(私鉄コモ駅からケーブルカー乗り場までは徒歩数分です)


スターウォーズ・エピソード2に登場する、惑星ナブーの湖畔シーンのロケ地でもあります。

今週は、、、

2009-08-25 | その他
帰独早々ですが、今週は欧州内出張に出ています。

今回滞在しているホテルはインターネット完備で、プライベートPCも持ち込みしているので、旅先でもできるだけブログを更新したいと思っています。


さて、ここ数日は時差ぼけで毎日かなーり早い時間に目が覚めるのですが、夜8時頃に寝て、朝4時頃に起きるお年寄り的生活程度なので、同じ時差ぼけでも西回りの方がかなりラクだと思います。

また飛行機も朝10時台の日本発のフライトを利用すると、22時台の欧州到着(欧州時間の15時台)なので、飛行機の中であまり眠れない自分にとっては、かなりありがたい移動だったりします。


これを応用すると?往路も欧州からアメリカ東海岸→ハワイ辺りで少しずつ刻みながら日本へ戻ると、時差ぼけもあまりに気にせず移動できるのかな?と思ってみたりしています。
(そんなにゆっくり移動していたら、肝心の日本滞在が1~2日になってしまうので、まったく現実感がありませんが。汗)

もしぐるりと地球一周の旅をするなら、西回りがお勧めです。(笑)

間もなく衆議院選挙

2009-08-24 | 旅人のひとりごと



衆議院選挙まであと1週間となりました。

先週日本に一時帰国していた際にも、駅前で国民にアピールする候補者達の姿をよく見かけました。
各メディアでは連日、選挙関連の報道がされ、政権交代の可能性が多分にある選挙ということで、人々の注目度も非常に高いように感じられます。


自分が今回の選挙に対して感じているもの、、、それはバブル崩壊後、皆が持ちづらくなった「未来への希望」といったものを再び取り戻す為、そんな日本の再出発の第一歩になって欲しいという、淡い期待です。


各党のマニフェストには、少子化対策、育児・教育への負担減、高齢者社会への福祉対策に関する内容が取り上げられていますが、欧州ではすでに約10年前に対策が実施され、ある程度の効果が見られるようになってきました。
しかし日本でも同時期から声高に叫ばれつつも、まだ何の効果も挙げていません。


この数年の与党の政策は、「景気対策」の名の下に、所謂ばら撒きを行い、問題の先送りをしてきました。

その間、人々の口からは「どうせ」や「ショウガナイ」という言葉と共に、ため息ばかりが吐かれ、「勝ち組」「負け組」という言葉に代表される二極化が進む中、圧倒的多数の人々が、日々や将来の生活に不安を抱え、それはより深刻な状況へと加速しています。



バブル崩壊後、まずは今この瞬間を生き残る為に、グローバル化の名の下、日本の民間企業はリストラやコストカット、効率化を進め、アメリカ型社会へとシフトしてきました。

しかし時には必要な人材や必要なコストも、適切ではない物指しの線引きでカットされたり、残された者もその穴埋めの為に無理を重ね、過労死や鬱といったものも、自分の周りを見渡すだけでも、決して珍しいものではなくなりました。


終身雇用制は崩壊し、人々の会社に対する忠誠心は薄れ、自分を守れるのは自分だけという状況から、いつしか皆が自分のことしか考えない風潮が生まれました。


また日々のストレス等からか、顧客の立場になると強引な要求やクレームが増え、そして仕事する側の自分達自身にそれが跳ね返る悪循環となり、皆で足を引っ張りあっているような、日本の社会全体にどこかギスギスとした雰囲気を感じます。


次の時代を担う若者達は、そんな大人たちの背中を見て、自分達の人生に希望を持てなくなってしまっているような気がします。




いつの時代も国を動かすのは「人」だと自分は思います。

先に挙げた、少子化対策、教育対策、福祉対策といった、「国を動かす人」を育て、安心して生活できる環境を作るといった分野において、日本は欧州等と比べてかなり置いてきぼりをくっている気がします。

しかし逆に言えば今の日本には、欧州をはじめヒントにできるお手本があるということです。

欧州の対策がそのまま日本に当てはまるかどうかは微妙なところもありますが、、オリジナルをより良いものに進化させる日本のお家芸のアレンジ力を持ってすれば、日本により適した形での実現が可能ではないかと思います。



今回の選挙は、「国民の意思」が政権に直結されることを証明する為の選挙だと考えています。
それが決して不可能ではないことを、先の都議会選挙で人々は実感することができました。

突っ込んで言えば、国民がこれまでの政治不信の責任を問う形で、「自民党にNoを言う選挙」なのだと思います。

しかしそれは「民主党への期待」とは正直、違うものだと思います。
本質的には自分達の生活がより良くなるならば、何党が政権をとるかなんてどうでも良いと思っている人達が多数です。

そして民主党の政治家もその意味を充分にわかっているのではないでしょうか。



日本という国を諦めたくない。

国民1人1人の意思と力を示す為に、1人でも多くの人達が選挙会場に足を運んで欲しいと願っています。


※写真:日本のパスポート