拝啓、世界の路上から

ギター片手に世界を旅するミュージシャン&映画監督のブログ(現在の訪問国:104ヶ国)

シェールナン(ヘルシンボリ/スウェーデン)

2011-06-30 | 旅フォト(北欧・中欧・東欧)


スコーネ地方最古の建築物のひとつである、ヘルシンボリのシェールナン(Kärnan)です。

14世紀頃の建築と言われており、隣接するデンマークとスウェーデン両国間の領土争いに絶えずさらされてきました。


ハムレットの舞台のクロンボー城がある、ヘルシンオア(デンマーク)からフェリーで20分程のヘルシンボリ港から徒歩すぐで、高台にある高さ35mの塔からはヘルシンボリの町が一望できます。


シェルーナンは、家具のIKEAの本社があるヘルシンボリのランドマークになっています。

ドイツも猛暑です

2011-06-29 | その他


真夏のキプロスからドイツに戻ってきましたが、昨日、今日とフランクフルトでも気温が30度を越す真夏日となっています。


東京も連日気温が30度を超えているようですが、緯度的に北海道と近いドイツでは、夏でも猛暑になることは稀なので、オフィス等の大抵の建物に冷房設備が無く、この数日は、節電ムードの日本と同じような状況です。(汗)


さて先週末からドイツではサッカー女子のW杯が開催されていますが、この気温も有利に働いたのか、サッカー日本女子代表が初戦のニュージーランド戦で見事勝利しました。


次のメキシコ戦に勝てば決勝T進出決定ですが、しかし天気予報では、明日から天候が崩れる様子。


梅雨等の雨天に馴れた日本に、これまた有利に働けば良いのですけど。



グループリーグ最終戦は、強豪イングランド戦なので、次戦に勝ってすっきりと決勝T進出を決めて欲しいものです。


決勝戦はフランクフルトなので、容易ではないものの、ぜひファイナルまで辿り着いて欲しいところですが、まずは次戦となる金曜日に、スポーツバーで日本女子代表を応援したいと思っています。

「JIN-仁」が残してくれたもの

2011-06-28 | 旅人のひとりごと


JIN-仁-2 完結編の最終回をみました。

歴史に残るであろう名作と言っても良い、本当に、本当に素晴らしいドラマだったと思います。

今回の最終章では、東日本大震災の被災者や家族の方々、そして震災で大きなダメージを受けた日本全体へ向けられていると感じる幾つかの言葉が、強く自分の中に残りました。

その中でも特に象徴的な次の言葉。



「死んでいった者達が、もう1度生まれてきたいと思えるような国を作ること」




最終話の平均視聴率が日本人の4人に1人、瞬間最高視聴率は日本人の3人に1人がみたとも言われる、今クール最高の注目ドラマだった「JIN-仁-2 完結編」ですが、この言葉は、今年3月の東日本大震災で大きな傷を負った日本と日本人に、もう1度頑張る力を与えてくれるものだと思います。




前作と比較して今作は、「どのように生き、死んでいくか」という、いつか誰もが必ず迎える「死」と、そこに至るまでの「生」といった、人間の本質的なテーマとより向き合った作品だったと思います。


その中で、たとえ歴史の中にその名は残らなくても、「自分が生きた証、想いは未来へと繋がっていく」のだと、このドラマは語っているような気がします。




今年インターネットを通して中東で広がった民主革命。

同じようにこのドラマを見た多くの日本人が、自分達の手で日本の未来に再び光を灯そうとしたならば、それは大きな力となり得るかもしれません。



毎週楽しみにしていたこのドラマが終了しとても残念ですが、このドラマが残してくれた想いは、自分を含めた、多くの人々の記憶の中で生き続けて行くと思います。

ドイツに戻ってきました

2011-06-27 | その他


キプロスからドイツに戻ってきました。

真夏の暑い地中海から一転、ドイツはサッカー女子W杯の熱気で溢れているようです。


今晩には日本女子代表戦もあるので、決勝T進出に繋がる勝利を祈っています。


なおアヤナパの写真は、後日少しずつアップロードする予定です。






Flying in the Air (アヤナパ/キプロス)

2011-06-23 | 旅メモ&旅日記(欧州)


引き続きキプロスからのLive Updateです。

本日初めてパラセーリングを体験しました。

空から眺める地中海もすごくよくて、海鳥達の目線はきっとこんな感じなんだろうか等と想像していました。


自分がSTAYしているNISSI BEACH(新リゾートエリア)では、1人30EUR程(2人で55EUR、3人で70EUR。3歳から可能とのこと)でパラセーリングが気軽に体験できます。



一方夕食がてらバス(アヤナパ市内一律バス代片道1EUR/タクシーは市内固定で8EUR)でアヤナパ中心部の港を訪れた際のこと。

港近くでは1人15EURからという張り紙があったので、場所によって値段が大きく違うようです。。。
(※アヤナパ中心部には2年前になかった新しいお店がすごい勢いで増えており、価格競争からか新リゾートエリアと比べ、全体的に値段がかなりリーズナブルです)



※写真:パラセーリングでの上空からの地中海の眺め

From Ayia Napa

2011-06-22 | その他

キプロスのアヤナパに来ています。

フランクフルト等からの直行便(ルフトハンザで片道約3時間)がある、ラルナカ空港からタクシーで45分程(50EUR程度)のビーチリゾートでは、連日気温30度を越す雲1つない晴天が続いています。


海がびっくりする程キレイで、まるでプールかと思うほど透明度の高い海です。
(離島は別として、沖縄本島より間違いなく透明度は上だと思います)


食事も美味しく、ギリシャ料理とイタリア料理の中間といったところでしょうか。

地理的にはむしろ中東や北アフリカに近いですが、海がキレイで食事が美味しく、物価もドイツ等と同等以下位(通貨はEURO)で、かなりオススメな欧州リゾートです。


一方政府の介入があるのか、観光開発は遅れており、外資リゾートホテルはここアヤナパでは皆無で、ホテルのサービスの質はちょっとイマイチ。

そこはこれからといった感じなのでしょうが、観光開発が進めば海も汚れていく(2年前の前回訪問時よりは、観光開発がかなり進んでお洒落なレストランも多くなった一方、ビーチにゴミが落ちていたりするようになりました)ので、そこは痛し痒しといったところでしょうか。



なお客層はなぜかロシア人が6割を超えており、次に多いのは旧主国のイギリス人(どこへ行っても英語が通じます)と地元民で、その他の人種は3割以下位です。
(日本人はまったく見かけません)



またチャンスがあれば、旅先アップロードをしたいと思います。



※写真:アヤナパの海

明日から

2011-06-19 | その他


気が付けば欧州生活も6年目に入りました。


今週は1週間、祝日等も利用して、キプロスのアヤナパのビーチでPrivate Stayです。


今回宿泊するホテルにはインターネット環境が無いようですが、もしチャンスがあれば、旅先から更新したいと思います。


クロンボー城礼拝堂のパイプオルガン(ヘルシンゲル/デンマーク)

2011-06-19 | 旅フォト(北欧・中欧・東欧)


クロンボー城内にある礼拝堂のパイプオルガンです。

ハムレットが執筆された頃の、17世紀初旬のものと言われています。


1629年の火災でクロンボー城の大半が焼けてしまいましたが、この礼拝堂はアーチが頑丈だった為火災を逃れ、このパイプオルガンも無事現存しています。

今でも現役のパイプオルガンとして、時々演奏されているようです。


もしいつかその音色を聴く機会があれば、ハムレットの時代に思いを馳せながら、耳を傾けてみたいものです。



クロンボーの城壁(ヘルシンゲル/デンマーク)

2011-06-18 | 旅フォト(北欧・中欧・東欧)


クロンボー城の城壁です。


所謂内堀を形成する城壁の上にお城が建っており、内堀の外側には城下町のような当時の建物が並んでいます。

さらにその城下町を守る重厚な城壁の外側には、広範囲に渡って外堀が作られています。


この城が建てられたのと同年代となる、日本の戦国時代前後の城作りと似ている部分があり、当時は軍事要塞としての色合いが強かったことを物語っています。



クロンボー城(ヘルシンゲル/デンマーク)

2011-06-17 | 旅フォト(北欧・中欧・東欧)


コペンハーゲンから約30km離れたバルト海沿いの町、ヘルシンゲル(Helsingør)にある、クロンボー城(Kronborg Castle)です。

15世紀に作られた重厚な構えのこの城は、シェイクスピアのハムレットの舞台として有名です。


元々は海峡通行税徴収の為の要塞として作られたものらしく、この通行税でデンマーク王室が潤ったものの、近隣諸国との関係は悪くなる一方だったとか。


1574年から1585年にルネサンス様式に増改築され、その15年後となる1600年頃にハムレットが執筆されたと言われています。


エーレスンド海峡を挟んだわずか7km先には、スウェーデンのヘルシンボリがあり、現在は定期船が頻繁に往復していますが、昔は冬になると海面が凍って、両国間を歩いて渡ることができたようです。



この時はぽっかり空いた日曜日を利用し、電車でコペンハーゲンからヘルシンゲルに行き、そこから船でヘルシンボリへ渡り、電車でマルメを通って日帰りでコペンハーゲンまで戻りました。


船のチケットを含めて、1日周遊券をコペンハーゲン中央駅のチケット売り場で買うことが出来ます。
(確か5~6000円位だった気がします。同チケット売り場ではユーロ紙幣を使うことができました)



なおクロンボー城は、ユネスコの世界遺産にも登録されています。