拝啓、世界の路上から

ギター片手に世界を旅するミュージシャン&映画監督のブログ(現在の訪問国:104ヶ国)

セッション14/カズさんのパート「森と言えば"逆転の発想"?」

2012-02-07 | ニッポンジン!


シンジへ。

お疲れ~、カズです。

ゲッツェがフランクフルトに帰っちゃったのは残念だね。
仲間が去るのは寂しいよな。

しかし新しい同僚が、"森のくまさん"っていうのが笑える。


そうそう、森と言えば、中米のコスタリカを旅した時に聞いた話が、印象に残っているな。

コスタリカは1940年代に、国土の75%が森林に覆われていたそうだけど、農地開拓や建材向けの森林伐採が進み、1980年代後半には2割程度まで、森林が減少してしまったんだ。


このままではコスタリカの未来が危ないと、政府がコスタリカ独自の生態系に目をつけ、そこから森林伐採をやめ、木々の栽培に努めて、火の鳥のモデルにもなった、世界でも希少な美しい鳥、"ケツァール"等のバードウォッチングや、ネイチャートレッキングを目玉に、"森と自然"を売り物にした観光開発を進めたんだ。


今では森林面積が5割以上まで回復し、それまで森林を伐採して農業を営んでいた人達も、"森と自然"を売り物にした観光ビジネスに関わって、以前よりも収入が増えたのだとか。

まさに"逆転の発想"だよな。


日本からの長期主張者も、ちょっと手ごわそうだけれど、コスタリカの例のように何が幸いするかわからないから、少し様子を見てみるのがいいんじゃないかな。



P.S.
今日はコスタリカのハチドリの写真です。

英語では"ハミングバード"って言うそうだ。

シンジも、森のくまさんの前で、この鳥みたいにハミングしてみたらどうだろう。(笑)


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