シンジへ。
お疲れ~、カズです。
ゲッツェがフランクフルトに帰っちゃったのは残念だね。
仲間が去るのは寂しいよな。
しかし新しい同僚が、"森のくまさん"っていうのが笑える。
そうそう、森と言えば、中米のコスタリカを旅した時に聞いた話が、印象に残っているな。
コスタリカは1940年代に、国土の75%が森林に覆われていたそうだけど、農地開拓や建材向けの森林伐採が進み、1980年代後半には2割程度まで、森林が減少してしまったんだ。
このままではコスタリカの未来が危ないと、政府がコスタリカ独自の生態系に目をつけ、そこから森林伐採をやめ、木々の栽培に努めて、火の鳥のモデルにもなった、世界でも希少な美しい鳥、"ケツァール"等のバードウォッチングや、ネイチャートレッキングを目玉に、"森と自然"を売り物にした観光開発を進めたんだ。
今では森林面積が5割以上まで回復し、それまで森林を伐採して農業を営んでいた人達も、"森と自然"を売り物にした観光ビジネスに関わって、以前よりも収入が増えたのだとか。
まさに"逆転の発想"だよな。
日本からの長期主張者も、ちょっと手ごわそうだけれど、コスタリカの例のように何が幸いするかわからないから、少し様子を見てみるのがいいんじゃないかな。
P.S.
今日はコスタリカのハチドリの写真です。
英語では"ハミングバード"って言うそうだ。
シンジも、森のくまさんの前で、この鳥みたいにハミングしてみたらどうだろう。(笑)
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