モノ・語り

現代のクラフトの作り手と作品を主役とするライフストーリーを綴ります。

KATACHI-JUKU No.10を発行しました。

2017年03月04日 | 「かたち塾」

KATACHI-JUKU No.10を発行しました。
今年1月28日(土)に開催した、第10回かたち塾『音を体験するワークショップ』の第2回の報告です。

講師は第1回目と同じく、パーカッショニストの永井朋生さんです。
永井さんの自作による、竹筒や備長炭のマリンバのソロ演奏が冒頭にあって、
それから一気に即興合奏に入りました。
参加者が持ち寄った“音の出るもの”をテーブルの上に置き、
各人自由に、しかし他の人が出す音に反応しながら、音を出して、“音楽”を作りました。

演奏ごとに簡単な条件を設定して変化を出していき、全部で10曲ほど(1曲約1分強)できました。
「失敗というのはありませんから」と永井さんは何度か言いましたが、失敗と成功の区別がつけられない、そういう合奏なんですね。

最後は、永井さんが用意してくれていた画像と合わせると、画像の動きと音とが呼応しあうような箇所がところどころあったりして、
“音楽”として聴けるものになっていることが確認されました。
後日、テレビ番組で流れる背景音を聴いていると我々の演奏と似ているものがあったりして、まんざらでもないなと思ったりしました。

今回のKATACHI-JUKUは、参加者の感想・コメントで構成しています。
また、画像と合奏を合わせたものはYou Tubeでご覧になることができます。
とりあえず2本投稿しています。
タイトルは「炭焼き」および「足跡」です。
「炭焼き」の方はマイクの位置が遠かったので、音が小さくしか聞こえません。
ヘッドフォンで聴くことをお奨めします。

KATACHI-JUKU巻頭のコラムは、〈「かたち」を超えて“空”に至る〉というタイトルで書いています。


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