たまごのなかみ

千葉県北西部在住。映画・観劇、近隣のこと。毎日 元気に機嫌良く♪

感激!

2011年06月09日 19時43分10秒 | 観る

渋谷・コクーン歌舞伎 第十二弾
盟三五大切かみかけてさんごたいせつ(6/8 昼の部)

作:四世 鶴屋南北
演出:串田和美(くしだ かずよし)
出演:中村 橋之助、尾上 菊之助、中村 勘太郎、
   坂東 新悟、中村 国生、笹野 高史、片岡 亀蔵、坂東 彌十郎 他

いきなり終演後の話で恐縮ですが、串田氏に握手して貰っちゃいまして、Wow 感激!
カーテンコールで 橋之助に呼ばれて、幕が下りる時には舞台上に居た串田氏(演出)ですが、私が 客席を後にしてロビーに出ると 既にお客様と歓談中。そんな氏を横目に、「トイレ トイレ」って 一目散に向かったんだけど、ありゃま 結構な列 諦めて ロビーに取って返すと、一般のご婦人が串田氏に握手を求めておいでです。「朝のドラマも観てますぅ~~」なんてね。よし!我も便乗じゃ☆ 「『おひさま』素敵です」なぁ~んて、声を掛けたりなんかして すると、氏が スッと手を差し伸べて下さったのです やった☆ 握手 もう感激

氏は、王子の大学の教授でもありまして、先月上演された 学生とプロのコラボ企画『ヨサブロゥ ~与話情浮名横櫛より~』も演出。「え、御新造さんぇ、おかみさんぇ、お富さんぇ、 いやさ、これ、お富、久しぶりだなぁ~」って アレです。俗に言う『切られ与三郎』。芸術監督をしている「まつもと市民芸術館」での公演だったんだけど、それに先だって 学内のホールでも上演。学内では無料で公開された事もあって、歌舞伎にちょいと興味のある王子、ちゃっかり自分の分だけ席を確保しちゃって バッチリ観てきた訳ですョ。なのに、そんな気の利いた話が パッと浮かんで来ないんだなぁ... バカバカバカっ それでも、ちょっぴりお喋りもさせて戴き、るんるん気分での帰宅と相成りました

さてさて、『盟三五大切』ですが、コクーン歌舞伎では 13年振り二度目の再演です。前回は、勘三郎を筆頭に 橋之助 福助といった面々で、勘三郎と橋之助が 源五兵衛と三五郎を交互に演じるという贅沢な公演だった様です。これを見のがしたのは 全く以て残念な限りですが、今回コクーン歌舞伎初参加の菊之助の小万が なかなか良くて、三五郎役の勘太郎とのバランスを考えても ベストなキャスティングであったと思います。勘太郎が 勘三郎にどんどん似てくるって話は 以前にもしていると思いますが、大詰めで 源五兵衛に詫びつつ腹を切る場面での長台詞など、もうまるで勘三郎。大したもんです。八月の花形歌舞伎(例年は納涼歌舞伎)では、『怪談 乳房榎』では 四役早変わりを演じます。いやぁ~~ こりゃ見逃せません。橋之助も 荒んだ役が嵌る嵌る 国生ちゃんは... まずは滑舌 頑張りましょう

コクーン歌舞伎といえば、毎度毎度 度肝を抜く様な紙吹雪だの 大量の泥水だの 果ては舞台奥の搬入口が全開してパトカー登場だので 驚かせてくれますが、今回も例外ではない様子。幕間に劇場係員が 最前列と通路脇の客席に ビニールシートや荷物を包むビニール風呂敷 その上タオルまで配しているじゃありませんか。なんでも 二幕目の後半で雨が降るそうでして、はぁ~っ!? ここは大丈夫なん?? 二列目なんですけどぉ...状態。ええ ええ、降りましたとも降りましたとも。舞台のツラに カーテン状に降りしきる大量の雨。半端じゃありません。しかも、延々降り続く。それだけ降れば 二列目もね、そりゃ全然濡れないって訳には参りませんが、なるほど ビニールシートの配置は的確でした。

演出と言えば、びっくり嬉しかったのが 勘三郎の声の出演 (*^_^*)
客席に降りて さまよう源五兵衛。その源五兵衛にだけ聞こえる塩谷浪士の複数の声です。そんな演出があるなんて 全然知らなくて(松竹のHPに掲載有り)、それに 勘太郎の声とそっくりなもんだから... だけど、三五郎が語るところじゃないし、耳を澄ますだに この声は どうにも勘三郎...! 声だけだョね と思いつつも キョロキョロ見回すのは私だけでありませんで、何となくざわめく客席。稽古場に。勘三郎が現れた事で、急遽決まった演出だとか。復帰公演に松本を選んだのも、気心の知れた芸術監督が居るからなのでしょうね。勘三郎不在のコクーン歌舞伎は 2005年の『桜姫』以来 二度目ですが、屋台骨としての勘三郎を感じられた素敵な公演でした。




夜は、地元に戻ってラーメン屋さんへ。
:::明心 角ふじ:::

ふじ麵(普通盛り 650円)+ 小豚(150円)
追加料金無しで中盛りにも出来ます(大盛り+100円 特盛り+150円)


横から見るとこんな感じで 野菜テンコ盛り
麵は もっちりコシのある太麺
...なんだけど 全然見えなくて m(_ _)m

昼は「つけ麺」「ラーメン」、夜は「もりそば」「ふじ麵」と ラインナップが異なります。


ラーメンに あまり詳しくないのですが、大勝軒系の中でも 角ふじの系列... って事でいいのかな? 大勝軒茨城本店からの独立...?? ラーメンの店を 数知らないので良くは分かりませんが、同じ系列の店の中では 食べ急ぐ必要のない ゆったり過ごせる店の様な気がします。つけ麺も食べてみたいし、また行こぉ~っと

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4 コメント

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Unknown (けいまま)
2011-06-09 20:14:03
チケット取らなかったことを激しく後悔...
勘三郎さんが声だけ出演するという話を新聞で知り、mayumiさんにお知らせしなきゃと思ってたんですが、お知らせしなかった方がよかったですね (^^)
勘太郎ちゃん、怪談乳房榎やるんですねー。
思い起こせば20年前、勘三郎さんのファンになったのが怪談乳房榎でした。楽しみ。
勘三郎さんも、9月の大阪から本格復帰のようですね。
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けいままさんへ (mayumi)
2011-06-10 00:17:27
今回は やはり勘三郎不在だからか、夫はパスで ひとりで観てきました。
ひとり分のチケットなので 思いがけずXB列だったんだけど、なんだか このところ
正座も 以前程 楽に出来なくなってきて、平場席も考え物ですヮ。年齢を感じます

勘太郎さんの急成長振り、勘三郎丈の本格復帰、今年は後半から 益々楽しみですね
返信する
ようやく記事アップしました! (ぴかちゅう)
2011-07-10 13:27:34
今回の舞台を観て、そうか、この物語は赤穂の義士たちの敵討ちを成就させるため、「忠義」という大義を不破数右衛門という実はたいしたことのない男に果たさせるために、こんなに多くの人が死んでいったという大悲劇なんだと納得しました。
それを通常の歌舞伎版ではシニカルさをもって庶民のエンタメとしてエログロたっぷりに見せているのだと思うのですが、串田演出は悲劇を悲劇としてウエットなドラマとして見せるという特徴をよりはっきりと認識できました。不破数右衛門の心の暗闇をくっきりと描き出すための工夫がこらされ、死んでいった人たちの生前の姿を浮かび上がらせるラストの盆回しになったのでしょう。
串田さんの悲劇をウエットに描く手法がいいと思える舞台とそうでない舞台がありますが、今回はこれもアリと思えて面白く観ることができました。
2007年のコクーン歌舞伎の時にちょうど串田さんの著書が出版されたのでロビーでサインセールをやっていて買ってサインをしていただいた時にしっかり握手をしていただきました(名前のURLに入れときます)。串田さん、NHK朝ドラ「おひさま」のお舅さん役いいですねぇ。
この秋には勘三郎さんも復帰の「平成中村座」が長丁場でかかりますね。楽しみにしているところです。

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ぴかちゅうさんへ (mayumi)
2011-07-11 18:59:00
そもそもにして串田演出は好きなので 大満足な公演でした♪
勘太郎の成長ぶりにも目を見張るものがありますし、橋之助には
なんともいえない色気を感じます。
コクーン歌舞伎初参加の菊之助も 勘太郎と良い夫婦振りでしたね。

「おひさま」の串田和美は ナチュラルな芝居が活きています
平成中村座は、勘三郎が無理をしなければいいけれど... とちょっと心配しつつ。
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