『ウルトラミラクルラブストーリー』(6/23 劇場にて)
制作国:日本(2009年)
監督/脚本:横浜聡子
出演:松山ケンイチ、麻生久美子、
ノゾエ征爾、ARATA、
藤田弓子、原田芳雄、
渡辺美佐子 他
う〜〜〜ん、シュールだ...。
もっと 脳天気な話だと思っていた。松山ケンイチ演じる陽人(ようじん)も、農業を愛するおおらかで牧歌的な青年だと思っていたし、こ・これは...どう捉えるべきか!
断片的には、くすっと笑える場面もあるんだけど、全体を通して 監督の意図するところもよくわかんなくて 戸惑う...。メルヘンという描き方でもないし、いろんなところからエッセンスを寄せ集めてきた様なとりとめのなさ...。作品作りが、直感的過ぎるのかも知れない。
不思議感の漂う作品といえば、少し前に見た『インスタント沼』だって“ぽわわぁ〜〜〜ん???”な作品だけど、ボーダーラインってあると思うのよね...現実的じゃないけど「ひょっとしたらこんな事もあるかも知れないな...」というのと、「ありえへん ありえへん」っていうのの境目。
「こんな設定 なんかあったよねぇ...」と帰りの車の中で呟いていたら、同行の王子が「キャラメルボックス じゃない? 画家の...」と言う。そうか...!『クローズ・ユア・アイズ』か!! 確かにぃ〜。私は、キャラメルボックスの作品を生で観たことはないんだけど、これについては映像で観た 観た。ホントだ、生死の扱いが酷似している。そうか...突飛な設定って 舞台と映画では許容範囲が違うんだ...と実感。
原田芳雄 渡辺美佐子を従えて、麻生久美子とキャベツ畑に埋まってる松山ケンイチだなんて、期待するなって言う方が無理。めちゃめちゃ楽しみにして観に行ったのになぁ...。