たまごのなかみ

千葉県北西部在住。映画・観劇、近隣のこと。毎日 元気に機嫌良く♪

仕切り直し

2006年01月16日 10時07分11秒 | 観る
先日、行き損なった『男たちの大和...』に 週末行ってきました。ただし、今回のパートナーは、王子ではなく殿。

『男たちの大和/YAMATO』(劇場にて)
制作国:日本(2005年)
監督:佐藤純彌
音楽:久石譲
出演:松山ケンイチ(神尾)
   反町隆史
   中村獅童
   山田純大
   仲代達矢(神尾)
   鈴木京香
   池松壮亮

戦争映画というよりも、神尾克己という人物の回想を通して描くドキュメンタリーの様相を呈しています。人物の設定・描写が細やかで、現実感の強さが 私にとっては精神的に かなりヘビーな作品でした。
...ので、レビューは この辺で...と思いましたが、ひとつ気持ちに引っ掛かったことがあったので それだけちょっと...。

戦艦大和の沈んだ海 ─ 北緯30度43分 東経128度4分 ─ を訪れた 鈴木京香 仲代達也 池松壮亮...鈴木京香が養父である中村獅童(内田守)の遺骨を散骨し 敬礼する...この時 私としては、池松壮亮くん演じる15才の少年‘敦’に 軍隊式の敬礼させて欲しくなかったのです。そうしなくても 敬意を表すことはできたと思うし、なんだか ちょっと そぐわない様な気がしました。帰路、なにか決意をした様に タオルを額にキュッと締め キリッとした表情で舵を取る敦少年...なんて表現も 実はあまり好きじゃないんだなぁ...。

それにしても...
帰りの車の中でも ちょっと気持ちの整理がつかない不安定な気持ちでいる私の横で、調子こいて長渕剛のテーマ曲を口笛で吹く殿の神経って....!!



丁寧に描かれた佳作 ではありましょう。音楽と画面のバランスが ちょっと気になるところがあったか...?


コメント (6)
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