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ちはやふる

2018年03月28日 | 時事
ちはやふる-結び-を観てきました(ネタバレアリ)

百人一首かるたを題材にしたマンガが原作で、図書館にあるということまでは知っていましたが、この前テレビで前編後編をやるまで全く見ていませんでした(笑)まあ自分ははまりだすとのめりこむので、あえてはまらないようにしているのですけど、コレは「ヒカルの碁」と同様、マンガだけじゃなく競技カルタという題材についてももっと知りたくなる優良作品ですね。とりあえず地上波初登場を見た時点で原作を読み、最新刊に追いついたので観に行くことにしました。

百人一首は現在3年生で触れることになっているので、自分も3年生を受け持った時に遊んだことがあります。まあその時はこの映画のルールでなく、毎日一首ずつ増やして暗唱させ、1番歌から25番歌までいった時点で、その25枚の札を使って班対抗で取り合いをしました。そうやって4サイクルに分け一応1年間で100首やりきったのですが、後半になるにつれて暗唱回数が少なくなり、また2学期以降はほとんどカルタゲームができなかったために、自分も最後のほうはあまり覚えていません(笑)好きな子は本当すぐに覚えますけどね・・・この地域でも競技カルタってやっているのかな?カルタの聖地である近江神宮のある滋賀県はお隣なので、福井が盛んならココにもあってもおかしくないと思いますが・・・

というわけで内容です。結びのストーリーは、原作で言うと2年生編と3年生編をまぜこぜにし、団体戦のみに焦点を絞って再構築されていました。こういう原作の大幅改変は賛否が分かれる所でしょうけど、自分は限られた時間の中でテーマを浮き彫りにする好判断だったと捉えました。なにせ団体戦、個人戦、名人・クイーン戦と全部追っていくと、それだけで単行本20巻分くらいありますからね(笑)要所のエピソードはうまく取り入れ、新入部員なども異なる登場人物の要素を1人が併せ持つことで展開も早くなっていましたが、流石に新の幼馴染が準クイーンで達筆さん設定は併せすぎじゃないかと思いました。そんな簡単に全国に行けるくらい強い人がいるのになぜカルタ部がなかったのか・・・まあ福井はみんな個人戦重視という考え方なのかな?
で、肝心のメインテーマとされたのが、千早・太一・新の恋の三角関係です。それだけに焦点を絞ると、やはり団体戦のみをメインに敷いた方がすっきりしますね。しかしそのために、残念ながら3部作の構成の中でずっと語られていた「千早がクイーンになる」というテーマの方は少しおざなりになってしまった模様です。現クイーンは後編から出ていて、非常にキャラの立つ面白い人物なので、ぜひ千早VS忍の直接対決を描いてほしかったのですけど、残念ながらこの2人の対決シーンは「結び」にはありませんでした。まあその代わり、同じくキャラの濃いかるた名人が登場し、その人に太一が師事して密かに強くなるという展開で、ラストの団体戦決勝の組み合わせが千早VS準クイーン、そして太一VS新というクライマックスにつながっていたのはすばらしい演出だと思いました。ちなみにこの団体戦のカード、原作では千早と新が戦うことになっており、太一と新の初対決は名人戦挑戦者決定の東西対決ですが、実はまだ単行本最新刊でやっと実現した戦いであり、まだ結末が分かっていません。雑誌の最新話の方でどうなっているのか分かりませんけど、映画が原作の先を行ってしまった形ですね。まあ団体戦優勝という結果は2年生で達成しているわけなので問題ないでしょう。運命線の駆け引きや百人一首の薀蓄など、結末に至るまでの伏線も上手く作中に散りばめられており、非常に完成度が高い作品になっていました。肝心の恋の行方は・・・まあ千早らしい答えだったと言っておきましょうか(笑)その辺のトゥルーエンドはもう原作に期待ですな。

ところで、先日「四月は君の嘘」という映画も地上波でやっていましたが、ヒロインはどっちも同じ役者ですよね。何か全くキャラが同じだったような(笑)

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