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職業に貴賎なし

2015年07月11日 | 時事
「介護は重労働で低賃金」教科書記述に業界反発
教員もある意味重労働で(時間の割に)低賃金ですが・・・というか、仕事って大抵そうじゃね?

ちょっと前に某アイドルが音声や照明の仕事をディスる発言をして話題になっていましたが、おそらく天然キャラの演出だったとしても、17にもなって音声や照明の仕事をする人が誰もいなければ自分がテレビに出るという夢も叶わなかったということまで本気で想像できないというのでは余りにも可哀想ですね。仕事とは楽して大金を稼ぐことばかりが全てではなく、人が社会の中で生きるための「助け合い」の一部であり、仮に自分には向かない、できればやりたくないと思うような仕事でも、誰かがやってくれなければ社会は成り立ちません。人一人が担える役割には限界があり、朝食べるご飯だって農家や農協、運送業、卸売業、スーパー、さらに炊飯器や茶碗、箸等を作るメーカーや、水道、ガス、電気等、さまざまな人の「仕事」の結果食卓に上っているわけです。無人島かどこかで完全自給自足で生活しているのでない限り、必ず誰かの仕事にお世話にならずには生きていけないのが社会というものなのです。興味や能力に応じて、または「自分がやらねば誰がやる?」という使命感をもって勤労・納税の義務を果たしているわけですな。仕事に対する思いは人それぞれですが、少なくとも全ての働く人に対しては感謝と尊敬の念を抱くべきでしょう。

問題の記述はここだけではよく分かりませんが、おそらく労働環境等の問題として例示されていたのでしょう。介護職は確かにテレビでもよく特集されるので大変だろうだと思いますが、間違いなくこれからもっと必要になってくる業種ですし、確かに人手不足や賃金問題を考える身近な題材としては分かりやすい例だと思います。中には好待遇の所もあるでしょうし、逆に利用者の負担のことを慮ってわざと安く働いているところもあるでしょう。そういう社会の現状と今後の課題を中高で話し合うことには大きな意義があると思います。しかしこの表現によって「介護職は大変なのか、なるの止めよう」と思われるのも困る。難しい所ですな。

キャリア教育を一層進めていく必要がありそうかな。

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