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教科書問題

2006年01月27日 | 時事
センター試験の政経の問題、類似の教科書が「間違い」
入試の時期には恒例の「誤答問題」ですが、今回は正しいはずの教科書が間違っていたという話です。

教科書検定は、昔からよく話題に上るように、かなり厳しいチェックを受けて世に出てきます。採択されれば必ず全国で万単位で注文を受けるわけですし、ベストセラーになるべくして誕生するのが教科書です。そのチェックであれば、ある意味厳しくて然るべきであるといえるでしょう。
僕が中学の時の英語の先生が、「副教材・プリント類から間違いを見つけた人は、期末テストに10点加算します。もし教科書の間違いを見つけたら50点加算します」と言っていたのを思い出しました。教科書ワークなどは意外と審査が甘いようで、間違えを見つけるのはそれほど難しいことではなく、年に数回はあったような気がします。僕も「became」が「bakame」となっているという、確信犯的な誤植を見つけて申告したため、10点もらったことがありました。教科書も間違いを見つけてやろうと穴の開くほど眺めていたのですが、流石に見つかりませんでした。考えてみれば、100点満点のテストに50点も加算されるほどありえないことが、教科書の誤植だという意味だったのかもしれません。
それが今回起こったということなので、指摘した生徒にはちゃんと政経も50点加算してあげなければいけませんね。つーか、それくらい稀な事件ですよこれは。

教科書を書いた人が気づかなかった。それ以前に、問題のグラフ資料を作成もしくは提供した人が、アメリカとイギリスを間違える確率も相当低いでしょう。さらに、教科書の出版社も気づかなければ、選定委員会も気づかず素通り。04年に世に出て、13年間使われていたのに教師も生徒も間違いに気づかない。まあ、指摘があったとしても出版社へ報せるまでには至らなかったのでしょうね。
そして今年度、本当は教科書に出るようなグラフは使ってはいけないのに問題作成者が選択、それをセンター側が指摘せず、試験開始。まさに、宝くじに当たるような確率だったことでしょう。

センター側は「問題文から正答を導き出せる」としていますが、社会は言わば暗記科目。間違った情報を覚えてしまっていた受験生には気の毒ですが、そもそも何百ページもある教科書からその間違ったグラフを丸暗記しいてテストに臨んだわけですから、相当な不運の持ち主ですね。

この間違えた数点が合否を左右する結果にならないよう祈るばかりです。

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2 コメント

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Unknown (alpha)
2006-01-29 08:53:00
・・・orz



西暦か・・・考えてみれば3年前に新指導要領が始まったのに13年も教科書が使われているはずはないですな。
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Unknown (穏高)
2006-01-29 02:06:06
> 04年に世に出て、13年間使われていたのに

えと、(20)04年からだから、(20)05年までの2年間では?

13年は平成4年からだったらだけど、その場合は04年とはかかんでしょう。
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