数学の敵

超能力や心霊現象のテレビ番組、行き過ぎ是正を要望
危うし細木数子！

あれだけ捏造問題が話題になったのに、この分野にメスが入らないハズがありませんな。特に今の視聴者はテレビを鵜呑みにしやすいので、例えば霊媒師の誰ぞが「納豆を食べないと地獄に落ちる」なんて言おうものなら、たちまちスーパーから消えうせる事態になりかねないでしょう。そこには、統計や裏付けなどの「根拠」が全くないわけで、まだ捏造にしろ最もらしい統計データを提供した某番組の方が、自分にはカワイく見えてくるのです。

「有名人が言うのだから間違いない」「テレビで言っていたから」というように、テレビ番組をあたかも宗教のように信じて疑わない人達は、もう一度小学校からの算数・数学を学び直して、「根拠を明確にした上で筋道を立てて考える力」を養って欲しいと思います。何故三平方の定理は成り立つのか。「たまたま成り立つから信じなさい！」または「２、３の方法でやってみたら合ってたから信じなさい！」では、恐くて（三平方の定理をフンダンに活用して建てられている）家にも住めなくなってしまいますし、測量によってできた地図も子どもが空想で描いた宝の地図と同じぐらいの価値しかなくなってしまいます。「数学の勉強が何の役に立つのだ」と思っていた人ほど、こういうのに引っかかり易いのではないですかね。

霊媒師の方には、世にある定義や定理から、筋道を立てて心霊現象を証明してもらいたいものです。