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香港雨傘革命

2014年10月15日 | 時事
バリケード撤去を継続=香港警察、民主派に圧力
香港の大規模デモは民主派vs警察・親中派の様相を呈してきました。

1997年にイギリスから返還された香港は、いきなり中国の体制に染まることはできないということで、向こう50年間「一国二制度」が認められていました。しかし、所詮は先送り案であり、50年後にポンと中国に変わることはできませんから、徐々に変えていこうと考えた中国当局と、このまま50年間は同じ暮らしができると思っている香港人との間で衝突が起きたということのようです。今回提案されている、選挙の際に現体制の息のかかった人しか立候補できない仕組みというのはおよそ民主的だとは思えませんけど、そうでもしない限り広い中国をまとめ切れませんから、まあ当局の気持ちは分からないでもありません。しかし、実際に住んでいる市民にとってはたまったものではないでしょう。デモが起こるのも当然だと思います。

天安門事件では、民主化を求めるデモ隊に軍が出動して武力制圧を図り、その際に数万人の市民を虐殺したとも言われています。これがまだつい四半世紀前のことなのですが、未だに中国では「天安門事件」がタブー視されており、ネットでも問題提起すらできない状態なのです。しかし、流石に世界中から非難の対象になったため、今回は軍隊ではなく、何とか警察レベルで抑えようという動きが見られるのは、今の所中国もマシになったのかなという印象です。ただし、記事に出てきた親中派というのはどうやら自発的に生まれたものでなく、本土に雇われた市民団体に対抗させる作戦のようですね。どういうことかというと、軍隊が出ると角が立つから、デモに反対する勢力をお金で雇って送り込み、わざと小競り合いや騒ぎを起こした所で民主派側のみを逮捕していけば、合法的に反対勢力を少なくできるというわけです。大体、まがりなりにもデモ隊と警察が協力してバリケードを撤去するなんて普通ありえないでしょう。あとは怒らせて逮捕するだけの簡単なお仕事か・・・う~ん、さすが中国。

もうこの際、スコットランドのように独立を目指した方が早いと思うのですが・・・

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