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故宮

2011年08月28日 | Weblog
3日目に、この旅最後の世界遺産、故宮へ行きました。

北京の街はこの故宮を中心に作られており、それこそど真ん中の広大な一等地を占有しています。世界最大の宮殿なわけですが、中国にもう皇帝はいないわけですし、誰も住んでいないのに最大級の防備が敷かれているわけですな。中国の軍隊である人民解放軍10万人の中から、選びぬかれた精鋭中のイケメン(笑)81名が特別に警備に当たっているそうです。

1日目の夜にライトアップされた天安門に行っていましたが、昼間は噴水が上がっており、丁度着いたときにはちょっとした噴水ショーが始まっていました。とにかくものすごい人で、またもやガイドさんの傘の目印を見失わないように、ひたすらついて歩く観光になりました。
行けども行けども門ばかり。しかも、その門1つ1つがやたらと立派です。これも風水の影響から、気の流れか何かを考えて複雑に作られている模様です。これはもし忍び込もうと思ったら大変ですね。つか、皇帝自身も自分の寝室へ行くのに相当色んな門を開閉してもらわないといけないので、住むには非常に不便だと思いました。とにかく、風水では良い場所に良い建物があること自体が大切なので、暮らしやすさなどは二の次にされているのかもしれません。

最後に国家公務員を名乗る人に連れられてラストエンペラーの寝室なる場所を特別に見せてもらい、その後、「とても有名な書道の先生」が特別に掛け軸を書いて販売してくれるということになりました。1文字なんと5千円。「この先生に会えるのは非常にラッキーです」と散々褒めちぎるので、どんなすばらしい書をしたためるのかと見ていると・・・
二度書きした!
中国では許されるのかどうかはわかりませんが、日本の書道では一筆入魂が基本であり、重ね塗りが基本の絵画とは一線を画す芸術であるべきものです。もしこれを日本で夏休みの宿題として提出したら、必ずボツになるレベルです。いいのか中国・・・食文化にしろ、他の様々な文化にしても、かつては中国から日本にもたらされたものが多かったわけですが、その後の発展や成熟という意味では、既に日本の方が遥かに上を行ってしまっているのかも知れません。漢字もやたら崩して書きますからね。少なくとも自分には、二度書きされた書を家宝として飾る気は全く起きませんでした。

裏から出ると、観光バスの運転手が駐禁を取られていました。許可も取ってないのか・・・信号も守らないし、何か全体的に自分に甘い人が多いですよね中国って。屈強なイケメンが監視に立たないと、それこそ何が起こるか分からないのかな?

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