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異常震域

2019年07月29日 | 時事
三重の震源で宮城が揺れるなんて、最初は誤報かと思いました(笑)

通常の地震だと震源の深さは10kmから数10kmですが、この日の地震は420kmと桁違いの深さでした。400kmは横にすれば東京ー名古屋間ですし、上空に伸ばせば国際宇宙ステーションに到達できる距離です。感覚的に水平軸に比べ垂直軸は10倍ほどすごさが違い、世界最高峰のエベレストでさえ9kmもありませんし、人類が掘ったことのある最も深い穴ですら12km程度だと言われています。地殻は約30kmで、その下はマントルが対流しているそうですが、420kmというと想像もできませんが下部マントルとの境界に近い、「もっとも深い場所で起こりうる地震」という感じでしょうか。

で、そんな超深度で地震が発生した場合、垂直方向に揺れが伝わるにはマントル層を通るときに揺れが吸収されてしまうのであまり揺れず、沈み込んだプレートを伝わってプレートの境目である東北地方とか関東沿岸の方が激しく揺れてしまうという現象が起こるそうです。この「異常震域」は過去にも観測されているそうですがとても珍しい現象なのだとか。しかしそう考えると東北や関東の沿岸は他の地域の地震エネルギーまでやって来てしまうので大変ですなあ。

岐阜は今のところ巨大地震が全国で2番目に起こりにくい県(1位は福井)らしいので、住むなら岐阜がいいですよ(笑)今後の保障はできませんけど・・・


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