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やっと35人学級へ

2020年12月16日 | 時事
ようやく財務省がOKを出したのですね。

こういうニュース、一般の理解は一回りも二回りもずれていると思うのですけど、岐阜を含め、学校によってはすでに35人学級でやっている学校も結構多いです。しかしこれは国でなく県や自治体が予算を組んで独自にやっているわけで、潤沢な資金のないところはそういうことができず、1年生だけは9年前に導入されましたが、2年生になって40人に戻ると一気に落ち着きがなくなるなど弊害も多く、40年間ずっとくるしんでいたわけですね。今後は責任をもって国が予算を出すということで、晴れて全国的に35人学級ができるようになったというわけですな。

そもそも40人と35人の大きな違いは、新年度開始時点で一学年が36人だった場合、40人学級だと1クラスですが、35人学級なら18人18人の2クラスになり、配属される先生が一人増えるということです。こういうケースは稀なのですけど、結構春休みにドタバタと転入生があったりすると、40,80,120,160とかの境界にある学年は緊張して待つことになるのですよね。新学年編成も2パターンつくらないといけなくなるので、かなり大変なのです。
まあ35人学級でも一人の違いで大違いとなるのは変わりませんけど(笑)多くても35人でいいというのは教員の負担はかなり減少します。自分が初任の時はまさにこの地獄を味わったわけで、ギリギリまで転入の連絡を待ったものの120人ピッタリになってしまい、40人でスタートすることになりました。最終的に転入生が相次ぎ、終了時点では125人もいたような・・・途中で増えても学級解体にはなりませんから、うちのクラスは最後には41人いました。幸い予算のある自治体だったため、もし1人増えた時のために1人予備の先生が待機しており、初任である自分の補佐をしていただくことになっていたのですけど、元々1学期で産休予定だったのが体調を崩され即病休となってしまい、新しい講師が決まるまで放置状態でした。まああの経験があったからこそ成長できたと思っていますけどね。

ま、少人数学級にする一番のメリットは、教員の負担軽減というより「一緒のクラスにできない児童同士を分けておける選択肢を増やせる」ことだよな(笑)





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