(株)カプロラクタム-blog

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野菜の自主廃棄

2015年12月07日 | 時事
ダイコン価格が暴落 自主廃棄の農家も
今年は野菜が豊作のようですね。

うちも近所の方から規格外の大根をおすそ分けしてもらったので、この前通常よりめちゃでかく切られた贅沢なおでんが出てきました(笑)味はいいのに、二股に分かれていたり太さが変だったりすると正規ルートには乗せにくいので、道の駅や路上販売などで捌きつつ、残りは廃棄されるのだとか。昔はタダ捨てられるのはもったいない、「ワケアリ品」として売ったりどこかの施設に寄付したりするのが良いと思っていましたが、最近はスーパーマーケットの勉強を通して、一概にそうとも言えないことが分かってきました。市場は流通量が多すぎると価格が下がって儲けが減るので、たくさん取れてたくさん働いても、それに見合った金額が捻出できないのです。農家に限らず、普通の食品工場や小売店でも、事故品があったり規格や期限に外れたりすれば容赦なく廃棄されているわけですしね。こういうロスは良い商品を世に送り出すための必要経費といった所で、どこも一定のロス率は計算されているわけです。別に農家ばかりが背負った宿命ではないのですね。

規格をそろえることは一種の付加価値ですし、商品のブランドイメージにも影響しますから、一概にそれが悪いとは言えません。安心、安全、安定を提供する努力に見合う対価は認めつつ、それでも安いと満足できる商品が流通することを願うばかりです。