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出雲そばと3大そば

2015年11月20日 | 時事
<出雲そば>1666年にはあった…出雲大社神職の日記
かなり歴史ある食べ物だったのですね。

出雲そばといえば割子そばが有名で、自分も出雲大社へ行ったときに食べてきました。3段重ねに予めおかわりが用意されており、1つ1つ違う味にして楽しめるのが特徴です。冷たいそばにも唐辛子(紅葉おろし)が合うのだなあと思ったのを覚えています。3段目に手をつけようとした時に写真を撮っていないことに気づき、食べ終えたおけをもう一度重ねてゴマカシ撮ったのもいい思い出ですね(笑)おかげでおかずは写っていませんが。

というわけで、ついでに日本3大そばを比べてみましょう。3大うどんというと讃岐、稲庭とあと1つは諸説ある(水沢・氷見・きしめん等)ようですが、はっきり言って讃岐うどん以外は全国的な消費量やネームバリューはさほどでもないでしょう。しかし、そばはズバリ、出雲割子そば、盛岡のわんこそば、長野の戸隠そばを指し、いずれも劣らぬ特徴を秘めています。一応自分は全て制覇して食べてきましたが、どこも一度はその地を訪れて食べる価値があると思います。

わんこそばはあの伝統的で非常にユニークな食べ方を楽しむ感じですね。逆に地元だと食べたことがないと言う方も多いそうです。岐阜で言う鵜飼舟のようなものでしょう。100杯分食べて証明書をいただきましたが、およそ600gに相当するそうで、食べた後に夜中の3時ぐらいまで苦しんでいました(笑)他の2つと違って茹でたてをどんどん食べるので、そばがほのかに温かいのも特徴です。


戸隠そばは長野市のさらに奥地に位置する、その名の通り隠れ里のような所です。信州そばの代名詞となっており、全国的にはどうか分かりませんがこの辺りではうどんといえば讃岐うどん、そばといえば戸隠そばという感じでかなりメジャーです。元々はそばで作った保存食のようなもので、戸隠山に登る修験者の携帯非常食だったとか。その名残かは分かりませんが、食べやすいよう一すくい分ずつ固めて(ぼっち盛り)提供するのが特徴のようです。

まあそれぞれを味で優劣をつけることはできませんし、ぶっちゃけ打ちたてのそばを食べれば日本全国大抵どこで食べても美味しいものでしょう。地方によってはそば打ちが花嫁修業の1つだったりしていたらしいですから、他所にも美味いそば文化はごまんとあると思っています。ただし、これらが3大そばと呼ばれる所以はその伝統もさることながら、提供するシステムが特徴的なのが良いのだと思います。やはりインパクトは大事ですからね。そう考えれば讃岐うどんのセルフのシステムも近所に初めてできたときは斬新だったなあ・・・逆に稲庭や水沢がどうしてもぱっとしないのはシステムの差なのかもしれません。そういう意味ではきしめんほうとう、ひもかわうどんのような特徴的なものを3大に選ぶと映えるのかもしれませんね。

つーか稲庭うどんって現地で食べたことないや・・・もしかしたらすんごい面白いシステムなのかも!?