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高齢ドライバー

2015年11月09日 | 時事
頻発する高齢ドライバーの事故 運転から「卒業」させるには
車社会と高齢化社会の間に潜む大きな問題の1つですね。

一応、75歳以上の免許更新には認知テストが義務付けられているそうですが、それも3年に1度しかないので、転倒や病気などから一気に症状が進んでしまった場合、法的には何の防御策にもなっていないわけです。運転免許証というのは別に車に差し込むことで動く鍵の役目を果たしているわけではなく、携帯義務があるだけですから、仮に返納したとしても「運転しよう」と思えばできてしまうわけですし、見た目では免許の有無、運転に適した技能を有しているかは分かりません。それこそ事故を起こして初めて免許がないことに気づくようなものです。鍵を隠しておくとか家族の説得など、何らかの対応がないと乗せないようにするのは難しいでしょう。それすら効かない一人暮らしやどちらも高齢の二人暮らしの場合は、歯止めすらかからない恐れがあります。
母方の祖父はまだ認知症はありませんが、大分体が弱ってきて車もそこら中にぶつけるようになったので、数年前に話し合ってやめさせたそうです。万が一人にぶつかっていたら修理どころの騒ぎではありませんからね。まあ納得してもらえたから良いようなものの、これで性格がもっと頑固だったり認知症も入っていたりすると、息子や配偶者程度の説得では止まらないかもしれません。

ここのところ、高齢ドライバーの事故が相次いで報道されていますが、実は最近特別にまとめられているだけで、本当はもっと前からどんどん増えていたのかもしれません。交通死亡事故自体は全国的に減ってきている中で、65歳以上の高齢者がその当事者となる数は、実は年々増加しているのです。自動ブレーキや自動運転など自動車の性能が進歩しても、それを操る人間の能力が衰えてしまっては「とっさのとき」に対応できないでしょう。それこそ自動で停止した後で、パニック状態になってアクセルを吹かしかねませんからね。万が一事故を起こせば人生の最後を牢獄で暮らさなければならないのと、理不尽に巻き添えになる若い命のことを考えて、万全の状態で運転できる高齢ドライバーの方と危険運転の可能性のある方とを仕分ける何とか良い方法を模索していきたいところですな。例えば75歳以上は1年更新にするとか、車もちゃんと免許証を差し込むことでエンジンがかかる仕組みにするとか、起動の仕方を少々複雑にするとか・・・一般ドライバーが困らない程度に(笑)

車は生活の足ですが、凶器にもなり得ると言う意識は常にもち続けたいものです。