(株)カプロラクタム-blog

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1円単位の運賃

2013年05月09日 | 時事
1円刻みの運賃、東京メトロも導入検討 消費増税合わせ
ICカード支払いの運賃が1円単位になる模様です。

自分はたまにしか利用しないので、電車もバスもいつもニコニコ現金払いなわけですけど、確かに来年度の増税を考えると、10円単位では便乗値上げが続出する恐れがあるわけです。それならいっそ、「現金を伴わずに支払いができるICカードでは1円単位の運賃にした方が、利用者の理解も得られるのではないか」という考えは、一応の筋が通っています。ただし、現金の運賃まで1円単位まで支払おうとすると非常に煩雑になりますし、自動券売機を1円単位に対応させるコストを考えると相当なものになってしまうので、実際にはカードのみ1円単位で、カードと現金の二重構造の運賃にしようということのようです。

これはつまり、カードか現金かどちらかを選択することで、安く乗れたり高くなったりする可能性があるということです。一応、現行の運賃は10円未満四捨五入が原則ですから、単純に3%値上げとして例えば岐阜-名古屋間の450円は1円単位だと464円となり、現金の方が得であるのに対し、岐阜-金山間の520円は1円単位だと536円となり、カードの方が得ということになるわけです。そう考えれば最大9円の違いがあるので、よく使う利用者にとっては積もり積もると相当な違いになってくるわけですね。これは上手に使い分ける必要がありそうですな。

まあ、良く使う利用者はおそらく定期等のさらにお得な料金設定で乗るでしょうから、それほど気にすることはないのかもしれません。どうしても便乗値上げが避けられないなら、できれば余計に徴収した分も企業努力として国に納め、破綻寸前の国家財政に少しでも貢献させて欲しいものです。