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山陰の旅その4

2010年09月26日 | Weblog
ついに最終日。今日は鳥取砂丘が唯一にして最後のメインです。

しかしそれよりもっと大切なのは「疲れを残さず帰宅する」こと。まだまだ鳥取-岐阜間は300km以上ありますし、当然明日から普通に出勤。夏休みのような調子には行きません。必然的に、鳥取砂丘のゴールフラグは「全貌が見え、2~3歩歩く」程度に留めて置くのが無難、ということにしました。

しかし、やはり着いてしまうと人間欲が出るもの。砂丘に到着し、とりあえず歩き始めると、無性に前方に見える砂山に登ってみたくなってしまいました。しかも、狙いをつけたのは皆が登っているなだらかな面ではなく、人の足跡によって侵食されていない急斜面です。呼吸を整えて、いざ駆け上がろうとすると、
ズボッ
・・・第一歩から阻まれました(笑)

砂の斜面は、むしろ力を加えないように歩いた方が進めるようです。そうはいっても急斜面ですから、力を加えないわけには行きません。ズボズボと足を取られまくり、後半はバテて前歩いた人が踏み固めた足跡の上を頼りに登っていきましたが、それでも頂上に着くまでに2~3度手をついてしまいました。
登ってみると、そこにはまた絶景が広がります。鳥取砂丘というのは、土地が痩せて乾いてできた砂漠とは違い、波と風によって海から運ばれた砂が大量にたまった土地のようです。つまり、森林が侵食されて増えるのではなく、海岸線がどんどん後退していく感じなのですね。流石に海まで降りるとまた山を登らないといけませんから、帰りは普通に降りることにしました。まあ、この山までにかなり降りてきていますから楽ではありませんでしたけどね。

砂丘のくぼ地になっているところに、不思議な川ができていました。
よく観察すると、何もないところから水が染み出しており、何もないところに吸い込まれていました。雨が降ると現れるようで、大雨の後は池のようになっているのだとか。丁度5年生で習う「流れる水のはたらき」のように、カーブしているところでは流れの速いところと緩やかなところとできていました。どんなに浮世を忘れて遊ぼうが、教材としてちゃっかり写真を撮ってくるところは最早職業病ですな(笑)

その後、延々と海岸線を走って餘部鉄橋・天橋立を抜け、スシローでおいしい100円寿司を堪能し、無事8時過ぎに帰宅することができました。総走行距離は1500km。琵琶湖を北回りして大都市圏を避けたためか、天候が不安定だったためか、行きの高速も帰りの下道もほとんど渋滞とは無縁の旅行でした。

さて、明日から仕事をがんばろう・・・