(株)カプロラクタム-blog

果たしてココは何処なのだろうか・・・
否!ココは(株)カプロラクタム代表取締役兼社員αのweblogである!

謎の物体

2010年08月13日 | Weblog
北海道を移動中、かなりの頻度でこんな不思議な物体に遭遇しました。

牧草地や畑に転がる直径1mほどの円柱形をした物体です。見た目から、材質はワラの類で、使い道は家畜の餌や寝床などであることは分かりますが、奇妙なのはその点在ぶりです。数学っぽく言うと「相関がない」状態に敢えて置いてあるのは何故か。まあ、コイツが整然と並んでいても、それはそれで奇妙かもしれませんが・・・
この不思議な物体は、時に色を変えて自分を悩ませます。全体を白や黒でコーティングしたものや、上にブルーシートを置かれたものまで。割合で言うと、これら色つきは珍しい方で、殆どは写真のような素の状態でした。もし干してあるとすれば濡れると困るはずなので、ブルーシートを被せる意図は分かりますけど、一方は全身をくるむ徹底ぶり、他方は全くの放置ぶりの矛盾がまた悩みの種です。

旅行前に「火の鳥」を全部読み返していましたが、その中の「望郷編」にこんな石の塊が意思をもって蠢いているシーンがあったのを思い出し、ゾッとしました。もしかしたらこの物体は、毎夜意思をもって牧草地を縦横無尽に蠢いているのではないか、そして朝日が登るのと同時に「だるまさんが転んだ」状態になっているのではないだろうか・・・まあそれは冗談ですが、傾斜のある場所では今にも転がってきそうな勢いでしたね。

んで、ジンギスカン屋の主人と仲良くなったのを機に聞いてみたら、やはり家畜の飼料や寝床の目的で置いてあった模様です。コーティングされているのは敢えて水分を含ませた発酵飼料用で、こうすることで栄養価が高くなるのだとか。確かに2年目研修の職場体験で農場で働いた時、牧草がロール状になって倉庫に置いてあったような・・・後で調べてみたら、その名もズバリ「ロール」というらしく、収穫後にトラクターを走らせることで、あのような形の物がポコポコできていくのだとか。それなら点在している説明にもなりますな。今から思えば、ロールの存在した土地をXY軸の面でなく、トラクターが移動する線としてみれば、なるほど一定周期で置いてあったようにも思えます。“幽霊の 正体見たり わらロール”と。

しかし、やはり地震などがあるとアイツ等は一斉に転がりだすのでは?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする