昨日の大相撲中継を見ていた時の4時だったか、5時だったかのニュースで「九州南部は梅雨入りした模様」というではないか。
「ちょっと待て、そんなベラボーなことがあるもんか」とびっくりした。
何しろまだ沖縄も奄美も梅雨入りしていないのだ。それなのに先に南九州が梅雨入りなんて聞いたことがない。
いつもはまず沖縄が5月の連休前後に梅雨入りし、それから2週間もすると奄美地方が梅雨に入り、その後は梅雨前線がゆっくりと北上して来て、さらに2週間ほどで南九州が梅雨に入るのが定番だった。おおむね5月末か6月初旬である。
今年の5月は連休の頃はよく晴れたが、それ以降はそれほどの上天気はなく「五月晴れ」には程遠い空模様だった。
それでもつい3日前にかのやバラ園に出かけたときはとても良い天気で、それが前後3日くらい続いていたので、昨日今日と天気予報で曇りから雨模様になると聞いていても、また晴れ間が戻るに違いないと思っていた。
むしろ全国の天気予報で週間天気が表示された時に、沖縄地方で雨模様が續いて示されたので、「ああ、沖縄もそろそろ梅雨入りだな」と思っていたくらいだ。
それが何と沖縄地方を差し置いて「九州南部が梅雨入り」と聞いた時には咄嗟に「ウソだろ?」とテレビに向かって言いかけ、さらに「そんなベラボーな!」がついて出たのだった。
ところがこのニュースは大相撲が終わった後も、7時のニュースでも流れたのでもう疑いようがなかった。
ローカルニュースでも鹿児島の梅雨入りに加えて、「16日夜から17日午前にかけて鹿児島本土地方では大雨のおそれ」という予報が加わり、そうなると若干だが、暗澹たる気持ちが生まれていた。
ーー今年は、春先から雨が多く寒かったので、もしかしたら梅雨以降も長雨かつ冷夏となり、あの平成5年の「8・6水害」「13号台風襲来」が再現されるのでは。
と、こんな予感がしていたのだが、梅雨入りがこうも早いとそれが現実化しないかと気が揉める。
朝方の夕立のような強い雨の上がったあとに庭に出てみると、庭の草木に影響はなかったが、根性百日草に花が咲き、同じく根性キンギョソウにピンク色の蕾が生じていた。

どちらも庭の通路と花壇の縁取りレンガの間に補強用として塗り込んであるモルタルの浮き上がった隙間から芽を出している。去年のこぼれ種からだ。
百日草はさすがに小ぶりだが、キンギョソウのほうはなかなかの大きさに育っている。西風の当たる所なので草体が東向きに倒れているが、支柱を立てる隙間がないのでそのまま頑張れとしておく。
「根性雑草」は枚挙にいとまがないが、花のそれは珍しいのでいつも抜かずに鑑賞している。
※今朝の新聞の記事(要旨)・・・鹿児島気象台によると(県本土が)奄美地方より先に梅雨入りするのは71年ぶりで、2回目。沖縄より早いのは63年と76年に続いて3回目になる(以前にもあったのだ!)。
17日夜から18日にかけて、九州南部は前線が停滞する見通しで、気象台では県本土、種子島、屋久島に土砂災害、浸水、河川の増水への注意を呼び掛けている(しょっぱなから梅雨末期の大雨の予報のようだ!)。
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