「暑さ寒さも彼岸まで」ということわざが全く通用しないこの頃の寒さだ。
立春が過ぎて2月中はともかく、3月に入れば急に高温になったりする日があるものだが、この春は確か一日だけ4月中旬並みの最高気温が20度越えがあっただけで、あとはとにかく寒い日ばかりだ。
土曜日くらいからこの4日間は霜こそ降らないが朝方は5℃を切り、日中も11℃から12℃位の暖房が必要な気温である。
今日は北部九州では雪模様だと朝のニュースが報じていた。
春の嵐という日に当たるのだろうが、低気圧が真冬並みに北に偏って通るらしい。
(※今朝は天草方面で2度の地震があったようだが、熊本地震の余震だろうか、気になるところだ。)
さて午前中に吾平町の奥座敷、大隅広域公園や玉泉寺公園を見て来たが、どこもまだ桜のつぼみのほころびはなく、枝が寒い風に揺れているばかりだった。
開花予想日だが、鹿児島県は東京都と並んで早い開花予想が出ていたのだが、観察した見立てでは早いと言ってもあと10日はかかるだろう。
何にしても日中の気温が20℃程度まで上がる日が何日か続かなければ早まることはないだろう。「三寒」はいらないから「四温」が欲しいのだ。
我が家の庭では3月3日に咲き始めた河津桜はほんのわずかの花を残してあらかた散ってしまい、今は葉桜になっている。

ソメイヨシノの葉の色よりかやや黄色味を帯びた薄い緑である。
その一方、向こうに見える乙女椿は満開を過ぎてぼたぼたと地面に花を落としている。

足の踏み場もない。まことに惜しげないものだ。
今年はまだメジロのあの「チッチッ」とせわしげに啼きながら花から花へと移動する姿を見ない。
花が全部落ちる前に飛んで来てほしいものだが・・・。
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