岸田首相は一昨日、旧統一神霊教会をめぐる国会における質疑の中で、宗教法人がその解散を命じられるのは、「当該法人が違法行為をし、かつ法人の幹部が何らかの刑事罰に服したような場合に限って解散を裁判所が命じることができる」という答弁をしていた。
ところが昨日は、「刑法上の違法行為だけではなく、民法における違法行為をした場合でも解散命令が出される可能性もある」と一歩踏み込んだ答弁に変わった。まさに「朝令暮改」である。
野党議員の質問の中で、「解散命令が法人幹部の刑事上の違反行為を要件とすると、証拠集めや裁判において裁判所が命令を出すまでに時間がかかり過ぎる」という指摘を受けて、民法上の違法行為も解散要件に値すると答弁したのだ。
安倍元首相を殺害した奈良県の山上容疑者の場合で言えば、旧統一教会の信者となった母親の教会への多額の献金によって家庭が崩壊するような事態に陥ったような時、母親の「子供の保護遺棄責任」という民法上の罪に問えるわけである。
そして、そのような事例が沢山出てきた場合、旧統一教会に「改善命令」を出し、それに従わない場合、裁判所が解散命令を出せることになる。
今日は旧統一教会の「改革本部長」という肩書の勅使河原氏が会見を開いていたが、その中で、高知県在住の64歳の男性の30年前に入信した元妻のビデオを流し、元妻は元夫との結婚生活では喧嘩が絶えなかったので入信した旨を語っていた(語らされていた?)。
教会に献金するため田んぼを売り払ったことに触れ、「田んぼには悪霊が付いているから売った」という意味不明の理由がを語っていたが、それこそが旧統一教会の思う壺で、献金させるために「先祖に悪魔が付いている。除霊をするから金を出せ」というわけだ。
献金を促す常套手段と言っていいが、日本の女性は、かのヒミコを例に挙げるまでもなく、霊媒的な体質を持つ者が多く、それを知ってか知らずか、旧統一神霊教会はその手口で多くの日本人女性を騙して来た。
いったい、朝鮮という国は、北でもかつて「北朝鮮は地上の天国だ」という触れ込みで日本にいた多くの半島出身者の帰還を促したのだが、その中には日本の女性と結婚した多くの半島出身者がいた。結果として配偶者の日本女性の多くが北朝鮮に渡っている。
旧統一教会の教祖の文鮮明はそれに倣ったわけではないのだろうが、集団結婚という形で日本人女性を韓国人と結婚させ、結果として7000人くらいの日本人女性が韓国に渡っているという。その7000人のうちには今度事件を起こした山上容疑者の母や、勅使河原改革本部長のビデオに登場した高知在住の男性の元妻なども入っているのかもしれない。
朝鮮はアダム(男)の国で日本はエバ(女)の国だというのが文鮮明の教義であり、それは統一教会内部の観点では何の問題もない考えなのだろうが、社会的な常識から外れていることおびただしい。
文鮮明がこのような不自然極まりない行為を是としたのには「朝鮮半島の現在も続く分断の張本人は、半島を植民地化した日本の悪行がそもそもの原因だ」とする観念があったものと思われる。
それを逆手にとって日本に「女と金」を貢がせて仇を取ろうというのだろう。その手口が「今うまくいかないのは先祖に悪魔が付いているからだ」「田んぼに悪霊が取り付いている」などと信じ込ませて献金させて韓国の教団本部に送り、また集団結婚と称して日本の女を韓国人と結婚させて韓国に送っているのが現状だ。
日本も見くびられたものである。「霊的に云々」というのは宗教法人だからそう言うのだろうが、宗教性を抜きにしてみたら、結局のところ日本への「恨(ハン=うらみ)」と「怨念」でしかない。
日本が朝鮮併合時代(1910年~1945年)にしたことの最も大きなものは「朝鮮人への一般教育」だった。それまで(1910年まで)の日本では、すでに「男女にかかわらず初等教育は義務」だったのだが、朝鮮の状況は全くそうではなかった。そこへ1910年に日韓併合になると、同様の初等教育が始まったのだ。
その結果、1920年生まれの文鮮明も10歳くらいから初等教育を受けることができ、さらに望めばそれ以上の教育が受けられた。
おそらく文鮮明は優秀だったのだろう、さらに上級の旧制中学などを経て、聖書が読めるようにまでなった。文鮮明がキリスト教に入信できたのも日韓併合があったからと言える。
そのことに関して、先の女性大統領・パククネ(朴槿惠)の妹が語っていたことは真実だろう。曰く「日本の統治が無かったら今の韓国はなかったのよ」。
彼女がでたらめを言っているとは思われない。李氏朝鮮下で長らく組織されてきた「両班制度」では、国民は両班(貴族)と一般庶民に分断され、庶民が出世して枢要を担うことは全くあり得なかった。なぜなら文盲だったからである。
その一方で1920年生まれの文鮮明は、ちょうど日本による初等教育の開始に間に合ったのだ。日本の併合なくしては中等教育以上を受けた文鮮明の「世界基督教統一神霊協会」もなかったに違いない。
1920年生まれと言えば、私の妻の父(義父)と同じ生まれで、義父は旧制鹿屋中学を出た1937年頃、朝鮮の大邱(テグ)師範学校に入学し、卒業後は地元の小学校に教員として赴任している。生徒のほとんどは朝鮮人子弟だったが、義父は朝鮮語は話せなかったので、当然、教育は日本語で行われた。
(※大邱(テグ)師範学校は昭和4年の創立。京城(ソウル)帝国大学はすでに5年前の1924年には設置されていた。日本がいかに教育に力を入れたかが分かる。決して欧米流の「現地人愚民化タイプの植民地政策」ではなかったのだ。)
1941年、日本は英米を敵にまわして太平洋戦争に突入し、完敗を喫したのだが、そのために日本人が半島から引き揚げ、それによって弱体化した半島にコミンテルン(世界共産主義連合)の回し者と言うべき金日成率いる共産軍が侵入し、その結果が「朝鮮動乱」(1950年~1953年)となった。
この時の戦死者はいかばかりであったろうか。目を覆うほどの戦争被害が発生したうえ、北と南に分断されてしまったのである。
日本が太平洋戦争に負けて引き上げなければ、こんな朝鮮動乱など起きなかったのに――という感情が湧き上がり、それが「恨」(怨念)となって文鮮明を突き動かし、キリスト教の教義をないまぜにして日本への贖罪を求める活動に邁進した。その結果が日本女性をたぶらかす「集団結婚」であり「悪魔祓いという名目の多額の献金」だった。
もうこんな怨念から始まった宗教からは目覚めなければなるまい。
ところが昨日は、「刑法上の違法行為だけではなく、民法における違法行為をした場合でも解散命令が出される可能性もある」と一歩踏み込んだ答弁に変わった。まさに「朝令暮改」である。
野党議員の質問の中で、「解散命令が法人幹部の刑事上の違反行為を要件とすると、証拠集めや裁判において裁判所が命令を出すまでに時間がかかり過ぎる」という指摘を受けて、民法上の違法行為も解散要件に値すると答弁したのだ。
安倍元首相を殺害した奈良県の山上容疑者の場合で言えば、旧統一教会の信者となった母親の教会への多額の献金によって家庭が崩壊するような事態に陥ったような時、母親の「子供の保護遺棄責任」という民法上の罪に問えるわけである。
そして、そのような事例が沢山出てきた場合、旧統一教会に「改善命令」を出し、それに従わない場合、裁判所が解散命令を出せることになる。
今日は旧統一教会の「改革本部長」という肩書の勅使河原氏が会見を開いていたが、その中で、高知県在住の64歳の男性の30年前に入信した元妻のビデオを流し、元妻は元夫との結婚生活では喧嘩が絶えなかったので入信した旨を語っていた(語らされていた?)。
教会に献金するため田んぼを売り払ったことに触れ、「田んぼには悪霊が付いているから売った」という意味不明の理由がを語っていたが、それこそが旧統一教会の思う壺で、献金させるために「先祖に悪魔が付いている。除霊をするから金を出せ」というわけだ。
献金を促す常套手段と言っていいが、日本の女性は、かのヒミコを例に挙げるまでもなく、霊媒的な体質を持つ者が多く、それを知ってか知らずか、旧統一神霊教会はその手口で多くの日本人女性を騙して来た。
いったい、朝鮮という国は、北でもかつて「北朝鮮は地上の天国だ」という触れ込みで日本にいた多くの半島出身者の帰還を促したのだが、その中には日本の女性と結婚した多くの半島出身者がいた。結果として配偶者の日本女性の多くが北朝鮮に渡っている。
旧統一教会の教祖の文鮮明はそれに倣ったわけではないのだろうが、集団結婚という形で日本人女性を韓国人と結婚させ、結果として7000人くらいの日本人女性が韓国に渡っているという。その7000人のうちには今度事件を起こした山上容疑者の母や、勅使河原改革本部長のビデオに登場した高知在住の男性の元妻なども入っているのかもしれない。
朝鮮はアダム(男)の国で日本はエバ(女)の国だというのが文鮮明の教義であり、それは統一教会内部の観点では何の問題もない考えなのだろうが、社会的な常識から外れていることおびただしい。
文鮮明がこのような不自然極まりない行為を是としたのには「朝鮮半島の現在も続く分断の張本人は、半島を植民地化した日本の悪行がそもそもの原因だ」とする観念があったものと思われる。
それを逆手にとって日本に「女と金」を貢がせて仇を取ろうというのだろう。その手口が「今うまくいかないのは先祖に悪魔が付いているからだ」「田んぼに悪霊が取り付いている」などと信じ込ませて献金させて韓国の教団本部に送り、また集団結婚と称して日本の女を韓国人と結婚させて韓国に送っているのが現状だ。
日本も見くびられたものである。「霊的に云々」というのは宗教法人だからそう言うのだろうが、宗教性を抜きにしてみたら、結局のところ日本への「恨(ハン=うらみ)」と「怨念」でしかない。
日本が朝鮮併合時代(1910年~1945年)にしたことの最も大きなものは「朝鮮人への一般教育」だった。それまで(1910年まで)の日本では、すでに「男女にかかわらず初等教育は義務」だったのだが、朝鮮の状況は全くそうではなかった。そこへ1910年に日韓併合になると、同様の初等教育が始まったのだ。
その結果、1920年生まれの文鮮明も10歳くらいから初等教育を受けることができ、さらに望めばそれ以上の教育が受けられた。
おそらく文鮮明は優秀だったのだろう、さらに上級の旧制中学などを経て、聖書が読めるようにまでなった。文鮮明がキリスト教に入信できたのも日韓併合があったからと言える。
そのことに関して、先の女性大統領・パククネ(朴槿惠)の妹が語っていたことは真実だろう。曰く「日本の統治が無かったら今の韓国はなかったのよ」。
彼女がでたらめを言っているとは思われない。李氏朝鮮下で長らく組織されてきた「両班制度」では、国民は両班(貴族)と一般庶民に分断され、庶民が出世して枢要を担うことは全くあり得なかった。なぜなら文盲だったからである。
その一方で1920年生まれの文鮮明は、ちょうど日本による初等教育の開始に間に合ったのだ。日本の併合なくしては中等教育以上を受けた文鮮明の「世界基督教統一神霊協会」もなかったに違いない。
1920年生まれと言えば、私の妻の父(義父)と同じ生まれで、義父は旧制鹿屋中学を出た1937年頃、朝鮮の大邱(テグ)師範学校に入学し、卒業後は地元の小学校に教員として赴任している。生徒のほとんどは朝鮮人子弟だったが、義父は朝鮮語は話せなかったので、当然、教育は日本語で行われた。
(※大邱(テグ)師範学校は昭和4年の創立。京城(ソウル)帝国大学はすでに5年前の1924年には設置されていた。日本がいかに教育に力を入れたかが分かる。決して欧米流の「現地人愚民化タイプの植民地政策」ではなかったのだ。)
1941年、日本は英米を敵にまわして太平洋戦争に突入し、完敗を喫したのだが、そのために日本人が半島から引き揚げ、それによって弱体化した半島にコミンテルン(世界共産主義連合)の回し者と言うべき金日成率いる共産軍が侵入し、その結果が「朝鮮動乱」(1950年~1953年)となった。
この時の戦死者はいかばかりであったろうか。目を覆うほどの戦争被害が発生したうえ、北と南に分断されてしまったのである。
日本が太平洋戦争に負けて引き上げなければ、こんな朝鮮動乱など起きなかったのに――という感情が湧き上がり、それが「恨」(怨念)となって文鮮明を突き動かし、キリスト教の教義をないまぜにして日本への贖罪を求める活動に邁進した。その結果が日本女性をたぶらかす「集団結婚」であり「悪魔祓いという名目の多額の献金」だった。
もうこんな怨念から始まった宗教からは目覚めなければなるまい。
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