万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

一輪の薔薇

2010-02-19 22:33:23 | 万華鏡ブログ
白いガラスに深紅の薔薇が今にも咲きそうな万華鏡は、ペギー&スティーブ・キテルソン夫妻の限定版、フラワーシリーズの一点です。少し細めの筒ですが、花びらや茎、葉を一枚一枚、ガラスを重ねて焼き付けた一輪の薔薇が立体的に浮かび上がり、存在感のある作品となりました。薔薇の花束も素敵だけれど、こんな風に一輪あるのも気持ちの良いものです。

フラワーシリーズには何種類かあって、たくさんの花が咲いているものと、このように一輪を飾るものがあります。筒の大きさは少し違いますが、ペギーさんの作り出す映像はどれも大変美しく、うっとりとします。 必ずテーマの花がオブジェクトに加えられているのも特徴で、この万華鏡もよく見るとオイルセルの中に深紅の薔薇が浮かんでいます。

ペギーさんのオブジェクトの美しさには定評がありますが、ひとつひとつのオブジェクトを組み合わせて生まれる映像美こそ真骨頂です。ガラスなのにまるでオーガンジーのベールをまとったような柔らかさや透明感を感じたり、絵の具の色を流したようなグラデーションがあったりして、その流れるような動きに目が離せません。

花によってミラーシステムも異なり、この「Rose」は2ミラー7ポイントの映像展開です。

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