万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

アルケミスト

2010-02-03 19:00:46 | 万華鏡ブログ

国立駅近くの「アートの庭」で開催中の「陶芸家 喜多里加の世界」展に伺いました。喜多さんは独特の表情を持つ陶芸の技術を生かして、ランプシェードや花瓶、陶板の額、水指や茶わん、皿、雛人形など生活の中に楽しみを演出するような様々の素敵な作品を製作なさり、とても人気のある作家さんです。
その中で、万華鏡作家小嶌淳さんとのコラボレーションによる万華鏡も大人気だそうで、毎年楽しみにしている万華鏡ファンの方も多いと聞きます。今日ご紹介する作品は「アルケミスト(錬金術師)」というシリーズです。


一つ一つ個性のある筒に合わせて、ミラーシステムを考え、オブジェクトを選び、万華鏡に仕上げます。 同じものはないので、外からはうかがい知れない中の世界を私たちはわくわくしながら覗きます。
今回のブルーの作品は、とても変わった映像で、どんなミラーシステム?と疑問に思いました。


繰り返す反射映像が、部分的に違っているのがわかるでしょうか。連続性があるようで、ないのです。不思議ですね。

 そして小嶌さんの演出する映像は、幻想的な輝きを生み出す、ダイクロイックガラスをフュージングで加工したオブジェクトや、光沢のある貝殻を磨いたものなど、ひと手間もふた手間もかけて製作したオブジェクトから生まれます。とても個性的な映像を拝見して、小嶌さんの映像世界を堪能することができました。
この作品展は2月21日まで開催中です。詳しくはウェブサイトをご覧下さい。

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