万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

依田満・百合子万華鏡フェア「空と宙の物語」

2006-06-21 20:11:14 | 万華鏡ブログ
今日から依田満さん百合子さんの万華鏡フェアが始まりました。「空(そら)と宙(そら)の物語」と題したこの展示会では、2006年度ザ・ブリュースター・カレイドスコープソサエティーでの受賞作品「宇宙2006」を中心に過去の受賞作品やさまざまな万華鏡が並び、依田さんの創られる万華鏡の世界を堪能できます。タイトルが示すように、依田さんご夫婦は万華鏡に物語を語らせます。「宇宙2006」では果てしない宇宙の片隅で星が生まれ死んでいくダイナミックなストーリーを感じます。見る人の負担が少ないように考えられた機能など、細部にまで配慮が感じられることも、さすが日本を代表する作家さんだなあと感じ入ります。
ステンドガラス作家・竹形夏野さん、琉球ガラス作家・稲嶺盛吉さんとのコラボレーションによって生まれた万華鏡も展示されていましたが、ふたつの個性が相乗効果をもたらすような素晴らしい作品を見て、常に新たな表現の可能性に挑戦されていることを感じました。
小型の作品にもそれぞれに作家さんの想いをこめた物語があり、見る人がそれを感じたり、自分の物語に重なったりすると、その万華鏡にたまらない愛着を覚えるのです。この万華鏡は私を待っててくれたような気がする・・・そんな気になったことありませんか? もしかしたらそんな出会いが待っているかもしれないこの作品展は6月30日まで伊勢丹新宿店本館6階で開催中です。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする