ダ・ヴィンチの万華鏡

コンベンションの新作の中で依田さんご夫妻に次いで、ピープルズ・チョイスアウォードを獲得したジュディス・ポールとトム・ダーデン夫妻の万華鏡は、今話題のレオナルド・ダ・ヴィンチがテーマになっています。大きな本のような創りの箱になっていて、万華鏡の本体がひとつ、３つの替えのミラーシステムの筒、そして３つの替えのオブジェクトセル、それと本が一冊がセットされています。この万華鏡のユニークな特徴は、ミラーシステムまで替えられるところで、1本で何本分もの万華鏡映像が見られるところです。ジュディスの選んだオブジェクトには、いつもテーマに合わせたミニチュアや絵などが含まれ、ミラーシステムを通して時々見えるのが楽しいのですが、今回はあの「モナリザ」が登場します。
依田さんに続いての受賞の場で、ジュディスは「ありがとうございます」と日本語で挨拶。会場の人から大きな拍手を受けました。
この万華鏡のほか、たくさんのテーマ性のある作品を見せてくれました。目を惹く限定版のほか、プロダクションタイプは以前より小ぶりになったStory Scopesというシリーズがあります。さまざまなテーマに合わせて外部の装飾と内部映像が考えられています。ジュディスのアイディアが尽きないところ、そしてそれを語る言葉の豊富さにいつも感心します。