万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

ワン・オブ・ア・カインド

2006-06-08 18:43:38 | 万華鏡ブログ
チャールズ・カラディモスの大型作品をご紹介します。大型作品は全て一点ものです。英語では One of a kind と言います。パーラータイプの場合、外部の基本カラーは白と黒が多く、たまに赤を使うことがあるようです。作家さんのこだわりでしょうか。この作品にはガラスのビーズが装飾として付いていますが、これは珍しいタイプです。中の映像は本当に繊細で美しく、いつもアクセントに使われる黒いオブジェクトもその存在が強すぎず、すっきりとした12ポイントのマンダラ映像を展開します。大型作品の場合、特に彼が気をつけているのが、スムーズに展開するオブジェクトケースです。ボールベアリングを使い滑らかな回転が心地よいのですが、それに加えこの万華鏡の特徴になっているのは、そのオブジェクトケースが磁石によって取り付けられているところです。この場では用意されていませんでしたが、注文すればさらに違うオブジェクトケースを取り付けることができ、あのチャールズ・カラディモスの映像世界をさらに広げることができるのです。
マグネットによりオブジェクトケースの着脱ができる万華鏡はここ数年で作る作家さんが現れるようになったものですが、外れない安心感がありながら、外すのは簡単で、カチッとくっ付く感触もなかなか気持ちがよいものです。チャールズさんは毎回一点ものの大型パーラースコープを見せてくれますが、どこかしら新しい創意工夫があり、私たちを楽しませてくれます。「僕はまだ進化しているよ」と笑いながら言う、コレクターを大切にする作家さんです。
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