昨日ご紹介したアーニー・ウェインステインの「Bella G」のユニークな内部映像写真です。大きなアイホールから両目で見ることができます。本体の上部と先端にそれぞれオブジェクトセルが付いており、垂直方向と水平方向に、２種類の映像が映りこんでいます。ミラーシステムは４ミラーで、2枚がテイパード、そして2枚が先端をカットしていることで、このような面白い映像になっているようです。言葉で説明されてもなかなか理解するのは難しいのが正直なところです。さらにアイホールが大きいのと鏡の角度の関係で、覗いた方から光が入り込むことを避けるためでしょうか、写真館のカメラのように布を被せて頭を中に入れて覗くことを勧められました。みんながそうやって順番に覗き込んでいるところはちょっとユーモラスですね。そして、まだ見ていない人には早く覗いてみたいという気にさせる演出になっていました。そして覗いた瞬間、"Wow !"という言葉が自然に出る、面白さと不思議さを持った作品です。さらに奥を覗くことができたら、きっとどこまでも深い穴の中に吸い込まそうな気がすることでしょう。鏡の反射のマジックですね。
