第一章:親父への旅 故郷との再会 ① 2010年09月15日 | 日記 駅前に到着。客待ちのタクシーが数台。開けたドアに足を投げ出している運転手が2名。バス待合所には、茫洋と待ち時間を過ごす数名の老人たち……。 駅前を突き当たり、かつてのメインストリートを左、右と見遣る。左右まっすぐに伸びる道路に人影はない。クルマがおとなしく通り過ぎていくだけだ。 かつてもそう賑わっていた街ではないが、もう少しは人の暮らしの匂いが漂っていたような気がする。 街を行き交う人々。その横を . . . 本文を読む