昭和少年漂流記

破壊、建設、発展と、大きく揺れ動いた昭和という時代。大きな波の中を漂流した少年たちの、いくつかの物語。

第一章:親父への旅   親父の元へ、再び。 ②

2010年09月30日 | 日記
7月21日午前9時10分。わずかに遅れて石見空港に到着。その足で医師会病院に向かう。今回は、バスを利用。前回の帰郷が人との接点が少なかったことを反省してのことだ。 10時前、病院に到着。318号室。4人部屋の入り口で名札を確認し、入室した。 見当たらない。人探し顔の僕を見つけ、同室の人が近付き声を掛けてくる。 「今、トイレだと思うんじゃけどねえ。ま、腰掛けて待ってとりんさいや」と、手招きをする。ベ . . . 本文を読む