こんにちは  お元気ですか(上郡町 そとかわピアノ教室)

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惜しまれて・・・・

2009年12月02日 | 生き方
最近、そういうとしまわりになったのでしょう、お葬式に参列することが多くなってきました。

先日もご縁をいただいた方のお葬式があることを知り、おまいりに行ってきました。

式は滞りなく進んでいき、弔事が読まれました。

その、何と言うか、

弔辞というのは粛々と故人の生い立ち、来し方や人となりを紹介し、最後に別れを惜しむ、というのが普通ですが。

いえ、そのまま普通の弔辞と変わらないのですが、読まれる方が本当に、故人を慕い、もっと話したり、楽しんだりしたかったということが伝わる内容で、時には言葉につまり、気持ちを抑えることが出来ない場面があったりして、なんとも人間味あふれる口調で、

それを聞いていた参列者の何人もが目頭を押さえたりハンカチを取り出しているのを見て、

ああ、本当にこの方がいなくなったことを皆さんが悲しんでいる・・・

ということを感じて、私はあまり親交はなかったけれど、皆さんのその様子を見て胸が熱くなったのでした。

永眠されるには、今の時代にはまだ少し早いお歳ですが、いわば歳の順から言えば妥当といえる方の、今までいろんなお葬式に参列させていただきましたが、これほど人間味を感じるお別れを見たこともなかったと思います。

突然の別れに動揺を隠せないと、率直な心の内を語り、生前の故人への親交に感謝を述べ、参列の皆さんに深々と頭を下げるご家族の言葉にも飾るものがなく、故人の家の雰囲気まで垣間見る思いがしました。

たくさんの方に囲まれて見送られるのを見て、お別れは悲しいと思うものの、何か、あたたかいものも感じることのできたお葬式でした。


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