こんにちは  お元気ですか(上郡町 そとかわピアノ教室)

上郡町の、小さなピアノ教室です。
ピアノを通して元気になれる教室を目指しています!

やめ方

2011年06月11日 | 教育のこと
物事をやめるにも、やめ方ってのがある、と思います。

ピアノ教室も、然り、です。

でも、そのことに気付かせてもらったのは、実はつい、最近のこと。同じピアノ教師でブログをされていて、ピアノ指導について多くの示唆を与えてくださり、たくさんのアクセスをお持ちの先生です。

「しょうこ先生の日々」
http://blog.livedoor.jp/chocorin_p/

生徒が(もしくは、生徒のお母さんが)
「そろそろピアノはやめようと思います・・・」
と、言ってきたときに、私はうろたえながらも
「やめるのは簡単だよ。続けることが大事だよ」
と、話し、それでもやっぱりやめると決めた生徒にそれ以上のことは言えず、お別れするのでした・・・。

中には、生徒が来なくて、親御さんがいきなり「やめます」、と言ってそれきりになることも。

釈然としない思いを抱えていたら、しょうこ先生のブログに、まさに「やめ方」について書かれているではありませんか!

まずは、なぜやめるのか、その原因をきちんと知ること。原因解決のために親御さんと協力して解決していくこと。

それでも、年齢が上がって、いつかはやめる時期がきます。生徒も、親も納得して区切りをつけるときがきます。

いずれにしても、やめるときには、今までピアノを習わせてもらった感謝の気持ちを両親に伝える。

そのようなけじめをつける場を、教師の方で用意する。

・・・考えてみれば、学校の卒業式は、そういう「場」なのですよね。

しょうこ先生のブログを読んで、自分のプロ意識の低さにちょっと情けなくなったのです。

でも、私もこれでひとつ、勉強させていただきました。

ピアノなんて、思えば本当に贅沢な習い事です。でも、感性を育てる大事な習い事です。そして、残念ですが、誰でも習えるというものでもない。そのような場所にお金を払ってでも通わせてもらえた子どもは、そのことに感謝すべきことだということを、知らなくてはなりません。

教師の側も、よくぞかよってくれましたと、生徒にも親御さんにもその出会いを感謝して、今までの努力をねぎらい、今後の人生をより味わって生きていきましょうと、笑ってお別れしたいと思います。

ピアノに限らず、子どもがつまづき、「やめたい」と、弱音を吐くことは何度もあるでしょう。やめるのは簡単です。でも、わたしたち大人のすべきことは、逃げることを教えるのではなく、乗り越えることを教えることです。

そのために、おうちの方たちと手を携えてレッスンを進めていきたいと思います。




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