こんにちは  お元気ですか(上郡町 そとかわピアノ教室)

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「脳」を育てよう

2012年04月12日 | 教育のこと
ピアノレスナー向けの雑誌に載っていたコラムから。

子育て中のお母さまへ。ご参考になればと思います。

ヒトの教育の会会長・九州大学医学部名誉教授という肩書を持つ井口清先生のセミナーのレポートです。


長年の生物学的研究から導き出された「脳の育て方」(=子育て論)とは、

何より“感性”を大事に10歳までに「生きる力」を育て、


そのあと

その土台の上に「生きる手段」(知性教育)を育てるべし

というものである。

驚くべきは、江戸時代の日本ですでのそのような教育が実践されており、だからこそ、幕末の日本人は外国人から絶賛されるほど子育てがうまく、たくさんのすぐれた人材が現れ、明治維新を成し遂げたのである。


現在の不登校、ニート、引きこもりといった若者の問題はいずれも「生きる力」を持っていない。

子どもの個性を伸ばすことと、厳しく訓練する(=しつける)ことのバランスを取る。

どのように教育を行うか?

人類の進化に則(のっと)った脳の育て方をする。

誕生から三歳まで(第1期)

猿人から原人までの古い進化に対応する古い脳で感性を呼び覚ます時期。
三歳までに脳の中で人格の基本となるニューロン回路が大人の80%まで作られるので、
「赤ちゃんを人格ある『人間』に育てるのだ」というまわりの大人の迫力ある絶対的愛情が必要であって、早期英才教育はしてはいけない。

4歳から10歳(第2期)

引き続き「古い脳」で感性を仕上げる時期。
未熟なままで生まれた赤ちゃんの心は10年にわたり感性教育を経て「人間の心」になる。
訓練・しつけ・稽古の時期。
集中力・忍耐力・達成感を味わう。
意味を理解させるよいうより模倣を繰り返して体で覚える学習方法がふさわしい。
(習うより慣れろ・門前の坊主習わぬ経読む・・・ですね!あと…泣こうがわめこうがだめなものはだめ!とか・・・親も一番体力を必要とする時期ですね。)

11歳から20歳

原人から現代人への新しい進化に対応する「新しい脳」が働き始める知性教育の時代。
第2期のようなしつけは抑え、自主性に任せる。
内発力がわいて学習意欲が起こる(のを待つ・・・・・これが、実は難しい!!)

人間の脳は、生物学的に適切な時期に、適切な教育(刺激・訓練・しつけ)を受けることが必要である。




兵庫県赤穂郡上郡町の「外川ピアノ教室」ホームページ









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