テレビにどこかの学校の給食時間の風景が映し出される。
すると、二人の娘が口々に、
「あ~!この風景、憧れるなあ」
「いっぺんでいいから給食食べてみたかったなあ」
と、叫んだ。
私はなんにも言えない。
町外から嫁いで来た私は、楽しい給食の思い出がいっぱいだ。
小学校低学年の頃は、自分にとって量の多い給食は苦手だった。お昼の休憩時間になっても食べきれなくてみんなが掃除を始める頃まで机に座っていた。
高学年になってある程度体が大きくなり、少しずつ嫌いなものが減ってくると、毎日の献立が楽しみでしょうがなかった。季節ごとに工夫の凝らされた行事食やフルーツやデザートはこども心に「あ、工夫してくれてるんだな」と、思ったものだった。
アルマイトの味気ない食器に、食べにくい先割れスプーン。今となってはそれも全国共通の話題としてうちはこうだった、うちもそうだったといろんな人と話ができる。
でも、どうよ。
うちの子たちは、町外の人と話をする時、給食の話には一緒に盛り上がれないどころか、話に入っていけず、寂しい、と言っている。
私の母は、
「うちは中学校まで給食があったから本当に助かった、ありがたかった」
と、よく言っていた。
農作業で忙しかった母が、たまに作ってくれる遠足や運動会のお弁当は本当にごちそうで嬉しかった。
そんな忙しい母は、姑との葛藤もあり、私はよく叩かれたり、叱られたりしたが、するべき時にきちんとしてくれ、褒めるときにはちゃんと褒めてくれる親だったから、だからといって愛情がなかったなんて感じることはなかった。
子どもには、親の愛情弁当が一番だなんて愛情神話を押し付けて、やるべき施策に目をつぶってきたのは、誰だ。
うちの子たちに寂しい思いをさせておいて、愛情うんぬん語るなんて、笑っちゃう。
テレビの画面に釘付けになっている、とうに大人になった二人を見ながら申し訳ないような、悔しいような、なんとも言えない気持ちになってしまった。
とはいえ、二人にとって給食は生活の中の、ちょっとした「足りない部分」。
今は今で自分たちの生活を楽しんでいます。
練習時間1時間10分
合計25時間
兵庫県赤穂郡上郡町の「外川ピアノ教室」ホームページ
すると、二人の娘が口々に、
「あ~!この風景、憧れるなあ」
「いっぺんでいいから給食食べてみたかったなあ」
と、叫んだ。
私はなんにも言えない。
町外から嫁いで来た私は、楽しい給食の思い出がいっぱいだ。
小学校低学年の頃は、自分にとって量の多い給食は苦手だった。お昼の休憩時間になっても食べきれなくてみんなが掃除を始める頃まで机に座っていた。
高学年になってある程度体が大きくなり、少しずつ嫌いなものが減ってくると、毎日の献立が楽しみでしょうがなかった。季節ごとに工夫の凝らされた行事食やフルーツやデザートはこども心に「あ、工夫してくれてるんだな」と、思ったものだった。
アルマイトの味気ない食器に、食べにくい先割れスプーン。今となってはそれも全国共通の話題としてうちはこうだった、うちもそうだったといろんな人と話ができる。
でも、どうよ。
うちの子たちは、町外の人と話をする時、給食の話には一緒に盛り上がれないどころか、話に入っていけず、寂しい、と言っている。
私の母は、
「うちは中学校まで給食があったから本当に助かった、ありがたかった」
と、よく言っていた。
農作業で忙しかった母が、たまに作ってくれる遠足や運動会のお弁当は本当にごちそうで嬉しかった。
そんな忙しい母は、姑との葛藤もあり、私はよく叩かれたり、叱られたりしたが、するべき時にきちんとしてくれ、褒めるときにはちゃんと褒めてくれる親だったから、だからといって愛情がなかったなんて感じることはなかった。
子どもには、親の愛情弁当が一番だなんて愛情神話を押し付けて、やるべき施策に目をつぶってきたのは、誰だ。
うちの子たちに寂しい思いをさせておいて、愛情うんぬん語るなんて、笑っちゃう。
テレビの画面に釘付けになっている、とうに大人になった二人を見ながら申し訳ないような、悔しいような、なんとも言えない気持ちになってしまった。
とはいえ、二人にとって給食は生活の中の、ちょっとした「足りない部分」。
今は今で自分たちの生活を楽しんでいます。
練習時間1時間10分
合計25時間
兵庫県赤穂郡上郡町の「外川ピアノ教室」ホームページ
少し時間がかかっても日本人であれば正しいお箸の持ち方を教えるべきだと思いますが。
給食に子供の嫌いなものを何故出すのか、返答は栄養のバランスを考えているから。
1年で1000食(3食×365日)以上食べる食事の中で200食に満たない学校給食でバランスを考えても効果があるのでしょうか。家庭では好きなものを食べるから、せめて学校だけでもと考えておられるのかも知りませんが。
私の疑問です。
私は、給食に関しては楽しい思い出を作ってもらいました。それが、平たく言えば、我が子にはなかったというだけです。
ちなみに、私は先割れスプーンの学校でしたが、箸の持ち方は悪くないと何人かの方から言われたことがあるので、家でそのへんは教えてくれたのかな、と思っています。
うちの子たちは給食ではありませんでしたが、少し箸の持ち方のおかしな子、そうでない子、それぞれです。