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体罰

2013年04月29日 | 教育のこと
言うこと聞かない子には少々痛い思いをさせないといけないのかな・・・・。

小学校の頃、クラスの男子が叩かれるのを見てそんなふうに思っていました。

クラブは文化部だったから体罰はあまり縁のない世界だったように思います。

体育系のクラブに入っている友達からは時々叩かれたことを聞いていました。

大変だな・・・

と、人ごとでした。

わたしが記憶に残っている体罰は、6年生の時、授業中にちょっとふざけていて友達の筆箱を隠した時、先生に頭を叩かれました。気さくで面白い授業をする先生で、大好きだったからちょっとショックでした。まあ、悪いのは私だったのですが。「あ。先生、叩くんだ」と、思いました。

その先生が、激しい体罰をしたことが一度だけあります。クラスの男子でやんちゃな子がいて、冬休みに火遊びをして、危うく山火事になりかけた時がありました。

お休みが明けて、クラスのみんなの前で、その子を泣きながら往復ビンタを何回もしました。「忘れるな、忘れるな」と、言いながら顔を真っ赤にして叩いていました。

中学校の時、社会科の先生でちょっと変わった先生がいて、地名や人名などをいくつも覚えてくるなど、暗記の宿題をたくさん出す先生で、覚えること自体がなかなか大変で、クラスの半分かそれ以上が宿題を全部出来てきませんでした。授業の時、一人ずつ言わせるのですが、途中で詰まったり、言われた数だけ覚えてなかったら、本気のげんこつを頭の真上からお見舞いするのです。突き刺さるようなげんこつで、すごく痛かったのを覚えています。

当時は、そういうやり方なら生徒は覚えてくるのだろうと、先生は思ったのだろうな。でも、覚えられないものは、覚えられないし。仕方ないな。痛いの、我慢しようかな、ぐらいに思っていました。

いろんなやり方があるし、もちろん効果があったかもしれない。
火事を出しそうになった子は、あの時のことをどう思いながら思い出しているのだろうと考えます。

暗記ができなかったかわりにげんこつ見舞われたことは、遠い昔の思い出です。げんこつをもらってももらわなくても、暗記そのものにどんな意味があったかはよくわからないままです。

おかげさまで、理不尽な体罰には合わずに来ましたから、そんなものだと思っていましたが、昨今の度を過ぎた体罰には、胸が締め付けられる思いがします。先生も苦しんでいる方が大勢おられることでしょう。でも、教育の意味をはき違えた事で、犠牲になった生徒の、若い育ちゆく命が踏み潰された無念を思うと、かわいそうでなりません。そこまで至らなくても、心に傷を負った生徒の気持ちを思うと、悲しくなってしまいます。

子どもたちにはやはり愛を持って伝えていきたいと思います。そう言う意味では、組織に縛られない場所にいられるのは、ありがたいことなのなと思いました。




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