ごめんね、でも・・・・

とっても天真爛漫で、子どもらしくて、そういう性格が大好きな子なんです。ただ、ちょっとつまづいたり、嫌なことに直面すると、まるで貝のように動かなくなってしまう・・・。

今までもたびたびそういうことがあって、そのたびに、この子の素の姿をわたしに見せてくれている、わたしを信頼しているからこのような態度がとれるんだ、正直な子なんだ・・・そう、思ってきました。

教育とは、待つこと。

その子の中で熟成するのを待って、その子にとっていいタイミングのときに教えるべきことを教えてあげられるような教師にならなくては。

そう、思いながらもたびかさなる貝の出現（！）に、わたしの中のゆとりも、少しずつ少なくなってきているのかも。

今まで言わなかったような厳しいことや厳しい態度を見せるようになってしまって。

あなたのこと、だいすき。

そのメッセージを伝える機会を短いレッスン時間の中に見つけられないときがある・・・・。


あなたのこと、だいすき。

だいすきだから、もっとうまくピアノを弾けるようにしてあげたいのだけれど、思いが伝わらない。

まるで、ながいながい片思いをしているみたいな気持ちです。