阪神間の住宅街に出かけることがあり、歩いていると、小さな八百屋さんがありました。
ちょうどひとりの女性が大根を買っていて、八百屋のおじさんは
「葉っぱはどうする?切ってあげようか?持って帰る?いらないの?葉っぱもおいしいんだよ。料理すればいいのに・・・」
「はい、毎度。200円の360円の520円の・・・・」
なんとも、切れ目のない元気な掛け声と、いろどりのいい野菜たち、手書きの値ふだに、つい引き込まれてお店に足を踏み入れました。
すでに何人かのお客がいて、お勘定の順番を待っています。
「いや~、こんなにたくさんのお嬢様に囲まれて、おれ、今日は幸せだなあ。今日はいったいどうなってんの?」
やっと私の順番が回ってきて、
「ごめんねえ、待たしちゃって。葉っぱは切るかい?」
私が手にした大根を見てたずねてくれました。
葉っぱはつけたまま、さっきの切り落とした葉っぱもちょうだい、とたのむと
「おや、よく見てるねえ」
と、笑いながら入れてくれました。
今日のお勧めの野菜、料理方法など話すうちに、小学生が通りかかり、
「おっちゃん、ただいまぁ!」
と、口々に声をかけます。
「おう!お帰り!よく勉強したか?学校は面白いか?先生の言うことちゃんと聞いたか?」
と、大きな手を振って子どもたちを送ります。
こういう買い物、しばらくしてないなあ。
人がたくさん行き交って、いろんな人の生活が交じり合う場所。
たまらなく懐かしく、ついつい、たくさん買い物をしてしまいました。
<夕べの献立>
お取り寄せの餃子
サラダ
わかめのスープ