こんにちは  お元気ですか(上郡町 そとかわピアノ教室)

上郡町の、小さなピアノ教室です。
ピアノを通して元気になれる教室を目指しています!

バレエ星とゲゲゲの女房と

2010年05月26日 | その他
小学館が発行していた、「小学○年生」。現在では子どもの好みの多様化で発行部数が伸びず、廃刊になってしまいましたが、私が小学校の時には友達のほとんどが読んでいました。

私も1年生からずっととってもらっていました。
一番覚えているのが、プロのバレリーナを目指してどんな苦しいことにも耐えて夢をかなえていく「バレエ星」という、女の子向けの連載漫画。

今思い出してもそのストーリーは、ちょっと主人公ができすぎていて「そんなん、うそやわ~」と、素直に読めないのですが、

当時は苦しいことに耐えて、不当なことにも不満を漏らさず、どんないじめにも負けない、優しい心を持った人でいること、これこそが美徳だとばかりの話の展開に、純粋な私もすっかりのめりこんでいましたっけ。

そして、あれから何十年も経ち(おそろしや・・・・)、世の中は変わり、自分の主義主張を堂々と唱えることが当たり前の時代になって

確かに、自分の思いを伝えることは大事だとは思うのですが、


???これでいいんかいな

と、思うことも少なくありません。


朝の連ドラ「ゲゲゲの女房」で、健気な女房を演じている姿を見て、理屈抜きにいいもんだなあ、と思っています。時代背景もあるし、何よりドラマですから大団円に終わることが約束されてのストーリー展開ながら、

主人の言うことにさからわず、
少ない生活資金の中でやりくりして、
家をきちんと片付けて、
なるべく笑顔を絶やさずにしようとしている

のを見ていると、
今の日本人が忘れかけているものを、ドラマを通して問いかけているように思います。

身の丈にあった、心豊かな暮らし・・・・。

子育てがひと段落して、ふと周りを見回すと子どもたちに買い与えた残骸、自分たちが生活するために本当に必要だったかどうかわからないもの、それに

自己実現のために子育ての間も突っ走ってばかりいた自分の今まで、など

そういう時代だったといえばそうなのかもしれませんし、自分が選んだ道に間違いはない、などと言ってくれる人もいますが、やはり、これでよかったのかな、と、どうしても思ってしまうときがあります。






<夕べの献立>
さわらの味噌漬け
味噌汁
浅漬け
フキ
もろきゅう
トマト