俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

2月21日(水)

2024-02-21 00:10:38 | 日記
曇り、小雨

夫に供う雛のあられの色淡く    正子
むらさきをたっぷり鉢のすみれ咲く 正子
山茱萸に一日かけて雨がふる    正子

●「世界は死からはじまる」
     マーゴ・ヤンソン
彼はしずかに落ち着いた
動かなくなってから、
言葉が動き出した

動き回る言葉を
抑えつけていなくてよくなった
とも言える

なにも知らない人が、
当を得た言葉で真実を
言い当てはじめた

●線香が折れたので、細かく削って粉にし、花の形に切った和紙に糊で二枚合わせに貼る。椿の匂いする小さい栞になった。本に挟んだとき、はらりと落ちるとき、どんな感じか。

●フルーツケーキが届いた。コーヒーと。雨の日ながら、いいことがある。

●終日小雨。ヴァイオリンソナタ「雨の歌」を聞く。シェリングとルビンシュタイン。夜はフルトベングラーでマーラー「巨人」と、ヴォルフの歌曲「夏の子守り歌」など。
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