晴れ
●大倉山に今日こそは行こうと思っていたが、角川から『季語別 歳時記集成』(全五巻)へ、正子の俳句を掲載予定(あくまで)なので、諾否の返事をと手紙がきた。急ぐようなので、このため、大倉山行は明日以降にした。
6句あったが、そのうち2句は、おそらく同姓同名の方の句。私の句ではない。20219年までの発表句(句集)からなだそうだ。以下の4句は、20年以上前の句集からの句で、先に出版された大歳時記5万句に追加される2万句になるのだろう。20年経って、どんないきさつでこうなったのか、わからないが、諾の返事を出した。
「春めく」 鉛筆を削る木の香の春めくを 髙橋正子
「入学試験」受験子の髪ふっくらと切り揃う 髙橋正子
「蜻蛉」 水に触れ水に映りて蜻蛉飛ぶ 髙橋正子
「ショール」ストールをひらりと剥いで我にもどる 髙橋正子
同姓同名の高橋正子氏の俳句。以下の句はネット上で検索できる。歳時記の例句は、どのように集められているのか。句集から選んでいるかどうか、怪しい。
ライターの炎のひらひらと樹氷林
捨水に光りありけり指荒るる
※一読、おわかりだろうか。私の息はこの句のように長くなく、呼吸の仕方が違います。「樹氷林」は見たことがないし、「捨水」は母世代の言葉なので、使いません。