俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

2月18日(日)

2024-02-17 20:48:06 | 日記
晴れのち曇り
なにもない山が椿の咲く山に  正子
枯草のいのち薄れて下萌える  正子
水いっぱいの春の苺ならば買い 正子

●鳥の北帰行の俳句が投句され始める。

●小西昭夫さんから「100年俳句計画」「雫」秋号が送られてくる。「100年計画」には、小西昭夫さんによる髙橋句美子の
雪山を見渡してから滑りだす  髙橋句美子
を鑑賞いただく。

「雫」には、髙橋信之の三句を近藤ひとみさんに鑑賞いただく。
炎天下踏切の棒下りてくる  髙橋信之
天ぷらがからりと五月の音立てる  〃
雪がふる山のかたちに雪がふる   〃

●鑑賞文は下記アドレスに掲載しています。クリックしてお読みください。ご感想があれば、そこのコメント欄にお書きください。
発行所ブログ:https://blog.goo.ne.jp/kakan100

●句美子が来て、風呂の電気のカバーをつけてくれた。カバーは、ガラスでできている。テーブルに置いていたので、花瓶と思ったらしい。自分が来なかったら、どうしようと思っていたのか、と言う。来ないことは、考えていなかった。

●小澤征爾指揮ウィーンフィルのサントリーホールでの来日公演(2016年)のシューベルトの「未完成」を聞いた。

映画「未完成交響楽」で、シューベルトが「白鳥の歌」の歌詞の読み方を少女に教える場面がある。少女ははじめ散文を読むように読んだ。シューベルトは言った。「普通はそう読みます。でも、歌は強弱をつけて読ます。こんなふうに」。少女は強弱をつけて読み始めた。次第に少女は「白鳥の歌」を歌いだしたのだった。私も学生のとき、そういう風に信之先生から教えてもらったことを思い出した。ドイツ語の俳句はこう強弱のリズムをつけて読むのだと。耳に残っている信之先生のドイツ語が、シューベルト役のドイツ語の音声とあまりに似ていたので、不思議な気持ちになった。シューベルトも信之先生も、この世にいないのに、あきらかに強弱のついたドイツ語が聞こえる。
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2月17日(土)

2024-02-17 02:23:14 | 日記
曇り
信楽に草もち桜もちをふたつ      正子
ムスカリの鉢より垂れる水光り    正子
汚れ出てチューリップの芽たくましき 正子

●きのう、浮堂さんからお電話をいただくが、電話が遠くて返事がちぐはぐしたかも。それで今日お葉書をだす。

●確定申告の書類作成中。私のは、「あなたの医療費のお知らせ」でまとめて連合会から書類が来たが、信之先生のは来ない。在宅介護で、いろんな医療をうけたので、いろんなケースの医療費がある。調べて整理しているうちに、いろいろが思い出された。


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