俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

2月19日(月)雨水 

2024-02-19 09:50:01 | 日記
夜中雨、朝曇り、のち晴れ、雨
雨水とは夜中の雨にはじまりぬ 正子
雛菓子を売る店すこし見て帰る 正子
麦の穂と桜と合わせ早々売る  正子

●今日は雨水。朝外を見ると濡れている。雨のあと。昨日は菜の花に鰹節をかけたおかず。デコポンとか、春キャベツとか、若芽とかが美味しくなる。

●クリムト展2019年について、東京都美術館の学芸員の解説を聞く。
そのあと、ネットで調べる。以下はネットの情報。
クリムトが日本美術から受けた影響は、遊び心のある官能的なエネルギー、世紀末ヨーロッパの郷愁と進歩、そして彼自身の個人的な悲しみと死への恐怖などさまざまなものを表現するのに役立った。
クリムトは浮世絵を研究して学ぶことで、独自の数多くの浮世を描くことができた。若冲の版画「雪竹錦鶏図」→斜めの構図→「アダムとイヴ」、雀と水仙の画→牧歌的風景での純粋さを示す白→白いドレスの少女、 春信の思い人たちの身体を絡み合わせる衣服の布や柄の使い方や人物のポーズ(首を90度にかしげる)→『接吻』(1909)=浮世絵の特徴とクリムト自身の特徴であるヨーロッパの世紀末様式の融合した作品。

●『アッター湖』の画面いっぱい広がる点描のようなさざ波と、水の色。黒い木の影。
『接吻』は、よく見ると小さな白い花と青い花が髪にある。白い花が純粋さを、明るい青い花が若さを表しているような。緑の葉のようなのは蔦、男性の髪にも。女性の表情を表す言葉が思いつかない。脚が衣服から出ていて女性はひざまずいている。ちょっと崖から落ちそう。文学であらわせないものかもしれない。
『ピアノを弾くシューベルト』ウィーンに大作曲家が集まったといえど、ウィーン生まれはシューベルトだけだったのではないかと思うが。ピアノを弾くシューベルトの後ろで歌う少女たち。なんといえばいい雰囲気なんだろう。

●渡辺一夫の『ヒューマニズム考 人間であること』(講談社)を丸善に頼む。この本はひらかなの多い文体で書かれている。「平明な文」からわかることは、なんだろうか、と。
コメント
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