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釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

5月8日 時化とイルカの群れ

2016年05月08日 | 日記
今日は、雨に降られるのを覚悟して出船。

本日のお客様方も「雨対策は大丈夫です」と意気盛ん。

国武さん、立山さん、久家さん、渡辺さんの4名を乗せて出港する。

沖波止の近くまで来たとき、知り合いの船が帰ってきた。

「お早うございます。どうしました」

「波がありますよ。風も北東が吹いてるし、沖は無理ですよ」

「ありがとうございます。内場に行きます」

裸バエの所まで行くと、ウネリが寄せてきている。

お客様からも「無理せず、内場に行きましょう」と言って頂いた。

沖合が時化ていることを教えて貰って、行き先を大島内場に変更。

内場に行くと、水島方向でなにやら水飛沫が上がった。

よく見ると、イルカの群れが、こちら目指して泳いでくる。



「えーっ、沖合は時化て此処しかないのに、来ないでよ」

と言っても、イルカには通じない。

数10頭の群れが、私たちの目の前を通り過ぎていく。

「時化にイルカ、大変な組み合わせだね」

そんな話をしながら、始めて船釣りに挑戦する国武さんと立山さんに、久家さんと渡辺さんが鯛ラバの要領を教えている。



すると、国武さんにアタリが来た。

「おおっ、引いてるよ。強い引きです」



国武さんが、ゆっくりとラインを巻き上げていく。

時折、抵抗を見せる獲物が、ラインを引き出している。

暫くすると良型の真鯛が、海面に姿を見せた。





66㎝、3㎏の見事な真鯛。

「凄いですね」

立山さんも祝福している。

真鯛を釣り上げた直ぐ後にも、国武さんにアタリが来た。



今度は、ガンゾウヒラメ。

始めての釣りで、出足好調だ。

立山さんも、久家さんも、渡辺さんも、国武さんに負けるものかと、雨の中頑張っている。

渡辺さんにアタリが来た。



上がってきたのは、ガンゾウヒラメ。

悪天候の中、他船が次々と帰っていく中で、まずまずの釣果だろう。

船首に立って竿を出していた、久家さんにアタリが来た。



「この引きは、イトヨリ鯛だと思います」

ゆっくりとラインを巻き上げていくと、良型のイトヨリ鯛が上がってきた。



「美味しい魚が釣れて、良かった」

嬉しそうな笑顔だ。

しかし、その後は暫くアタリ我でなくなった。

ベイトを探して、色々と流すコースを変えるが思うようにアタリが来ない。

昼近くになった頃、国武さんにアタリ。



上がってきたのは、これもイトヨリ鯛。

この悪天候の中、最後まで頑張り通されたが立山さんに、思うようなアタリが来なかった。

「大丈夫です。来週、又、頑張ります」

と、来週に期待を持ち越しとなったむ。

午後になると、北東の風が強くなり始め、波が高くなる前に帰港した。

5月7日 五目達成やど

2016年05月07日 | 日記
昨日の時化のウネリが少し残っている海を、ポイント目指し、白波を蹴立てて走っていく。

南東からのウネリが、長い波長で寄せてくる。

取り敢えずは、手前のポイントで様子を見るが、北東の風が強く吹く気配はない。

「45メートルのポイントに行ってみましょうか」

沈み瀬の繋がるポイントに入ると、ベイトがボール状に映し出されている。

潮は、青味のある上り潮が、流れている。

「始めましょう」

塩田さんがインチクで、Bさんがジギングでと思い思いの仕掛けで釣り開始。

なかなか、思うようなアタリが出ない。

2流し目にBさんにアタリが来た。



「何か来た。エソかも知れない」

「余り引かない。やっぱりエソやはず」

等と、ラインを巻き取っていくと、良型の鰺が上がってきた。

型の良いアジに「タモ、タモ」と大慌て。

40㎝近くありそうな大鰺だ。



塩田さんにも、アタリが来た。



上がってきたのは、アラカブ。

スタートとしては、まずまずだろうか。

「ポイントを変えましょう」

この頃から、潮が潟方向に突っかけ始めたのを機に、ポイントを変える。

「此処は、少し水深があります」

Bさんがジグを投入。

「スロージグはこんな感じかな」

等と話をしていたら、アタリが来た。



上がってきたのは、チカメキントキ。

海中に見えたときは、一瞬キンメ鯛に見えてチョットだけ喜んだ。

この後、塩田さん2匹目のアラカブが来た。



Bさんにも、ウッカリカサゴが来て、カサゴデーになりかけた。

此処で再度のポイント移動。

「チョット水深があります。75メートルくらいです」

「此処は、鯛の出る率の高いポイントです。割りかし大きい型がでますよ」

すると一流し目に、塩田さんに竿が大きく曲がるアタリが来た。



ラインが出ていくが、獲物が止まったときにラインを巻き取りながら、ゆっくりとやり取りを楽しむ。

しかし、相手が強すぎたのか、身切れを起こしたのか外れてしまった。

「残念、まただ。口惜しい」

先週に続いての大物のバラシに、塩田さんの口惜しさが伝わってくる。

それから暫くして、Bさんに強いアタリが来た。



ゆっくりと、巻き上げていくが、竿先を叩く鯛独特のアタリだ。



2㎏クラスの良型だ。

潮が良くなってきたのか、アタリが連続し始めた。

Bさんに又してもアタリが来た。

「最初はガツンと来たけど、後は引かない」

と言いつつ、上がってきたのはアカアマダイ。



そのBさんアカアマダイを見ていた塩田さんにも、アタリが来た。



「余り引かない」

と言いつつ、上がってきたのはシロアマダイ。



少しずつ調子が上がってきたが、干潮の潮止まりになった。

「今の内に、次のポイントに移動しましょうか」

船を南に走らせる。

水深80メートルのポイント。

「ここは、海底に特長的な沈みがあるわけではありません。何もないと言っていいところですが、いくつかの窪みと僅かな盛り上がりがあります

 そこに、ベイトが居れば鯛が当たってくると思います。自分で試してみて、実際に鯛が上がっています。」

「型が良い鯛が多いので、頑張ってくださいね」

釣り始めて直ぐに、ベイトが映りだした。

すると、塩田さんに大当たりが来た。

今度こそ、逃がさないと気迫を感じる。

何度も、獲物が突っ込みを見せ、塩田さんがそれを交わしている。

バチッ!何かが切れたような音がした。

リーダーが切れていた。

「くそっ、何で切れるか…」

そんな塩田さんの横で、Bさんにヒット。



3キロクラスの真鯛が上がってきた。

鯛のアタリが連発する。

一度外れても、直ぐに追い食いしてくる。

Bさんに再び、アタリが来た。

今度のアタリは、重量感がありそうだ。



重量感があるはずだ。

計量したら、71㎝4.1㎏の大鯛だった。

「やったね、70が来たね。まだ来るよ」

塩田さんにも、盛んに鯛のアタリがあるようだが、針掛かりしない。

次の当たりもBさんに来た。



慎重にやり取りして、海面に浮いてきたのは3㎏クラスの良型真鯛。

「今日は、Bさんデーやね」

塩田さんが、祝福している。

アタリは、まだ続くはずと思いながらも、Bさんが釣り上げだチダイを最後に納竿。

「今日は、鰺に始まってチカメキントキ、アマダイ、アラカブ、真鯛と五目達成だね」

久し振りの午後の釣りを堪能して、帰港した。

5月6日 チョット昼寝しよ

2016年05月06日 | 日記
朝7時前、船着き場に行く前に、湾岸道路から海を見てみた。

今のところは凪に見えるが、風は南風が吹いている。



暫くしたら、風が強まり波とウネリが出てくるだろう。

雨も降り続けているし、やはり無理して出船はできない。

船着け場で、待ち合わせているお客様にも今の状況を伝える。

お客様も自身で確認されているようで、来週に延期することになった。

自宅に帰って明日の準備を整え、鯛ラバの錘作りを済ませて、チョット昼寝しようかな。


私の船仲間が集まると、最近は良く天気の話になる。

漁師さんから、最近船の免許を取得された方まで、幅広い仲間がいる。

そんな天気の会話の中で良く出る言葉が「最近の天気は、去年と比べても何か変だ」と言うこと。

去年も確かに真南や南東、南西と南の入った風が吹く日は多かった。

しかし、今年のように決まって昼前になると、強い南風が吹いてくるケースは少なかったように思う。

また、上り潮なのに緑がかった菜っぱ潮、下り潮によく見る潮だ。

去年が鯛が当たりすぎたのかも知れないが、今年は鯛のアタリが少ない気がする。

当たっても、針掛かりしてこない。

「食い渋り」なのか「潮の影響」なのか、本当のところは掴み切れていない。

昨日も、鯛のアタリは一流し目には3~4回はあった。

竿先がググーッと押さえ込まれるアタリなのだが、針掛かりしてこない。

潮が活きていないのかも知れない。

北に居た私の所は上り潮なのに、南にいる仲間の所は下り潮になっている。

水深は同じ所にいるのに、潮が真逆になっている。

ならば、潮目が何処かにあるはずと探してみるが、ハッキリとした潮目は見つからない。

連休に入る前には低水温、それからは潮が活きていない等々の状況に悩まされる。

入ってくる釣果情報では、大きなアラや鯛、時に鰤と言った心躍る情報もある。

潮が活きているところもある証拠だ。

巡り合わせが悪い状況になっているのだろう。

明日は、天気回復。

ウネリは少し残るかも知れないが、大物目指して頑張ろう。

潮に苦しみ、風に悩む

2016年05月05日 | 日記
「お早うございます。今日も、昼前後から南風が吹き出すかも知れませんね」

最近は昼前後になると、決まって南の風が吹いてくる。

気圧配置の関係なのだろうが、午後からのチャンスを活かすことが出来ない。

そんな事を離しながら、出船。

昨日午後からの、時化の名残が少し残る海をポイント目指して、走る。

最初は、水深45メートルの所からはいるが、速い潮に悩まされる。

ドテラで流すと、1.5~1.8ノットで流されていく。

それでも、鯛のアタリは連続してくるのだが、針に乗らないバイトだけの状態。

最初のポイントでは、その後のアタリが続かなくなりポイント移動する。

次のポイントでも、上り潮が速く対応に苦慮する。

「底取りが難しいですね」

「シーアンカーを入れますね」

それでも、1.1ノットを下回ることが難しい。

そんな中、吉田さんにアタリが来る。



「そんなに大きな感じではないです」

上がってきたのは、オオモンハタ。



潮に苦慮する中の1枚に、何処かホッとする。

しかし、後が続かない。

再度ポイント移動して、今度は沈み瀬が繋がっている所を流していく。

すると、古賀さんにアタリが来る。



アカハタが上がってきた。

「エソかと思いましたが、アカハタで良かったです」

吉田さんにもアタリが来た。



上がってきたのは、やはりアカハタ。

なかなか、本命のアタリが来ない。

水島近くにいる、仲間達に連絡を取ってみた。

「こっちは、潮が下りでアタリが渋い。鮫が多くて3匹釣った」

仲間達も苦労しているようだ。

電話での状況を説明していると、古賀さんにアタリ。



上がってきたのは、またしてもアカハタ。

良型のアカハタで、少しはホッとする。

ポイントを移動しようか、迷っていると古賀さんに大きなアタリが来た。

ドラッグ音が響き、ラインがドンドン出ていく。

「前に行ってください。船で追い掛けます」

古賀さんが船首に移動し、船で獲物との距離を詰めていく。



竿が、海面に突き刺さるように曲がり、強い引きに耐えている。

ゆっくりと船で追い掛けていくと、ラインを可成り巻き上げてきた。

重々しい走りと、強い引きは相変わらずだが、確実に上がってきている。

「あっ、針が外れた…」

あと、もう少しの所まで巻き上げてきたのに、魚が反転したときに針が外れたようだ。

「口惜しいな。また、宿題が残った」

「私も、あんな強烈なアタリが来て欲しい」

吉田さんも、古賀さんのやり取りを見て、気持ちが盛り上がってきているようだ。

逃げた大物は、何だったのだろう。

気持ちを切り替える意味もあり、ポイントを移動する。

この頃から、すこし南風が入り始めていた。

沈み瀬を中心に、流すコースを色々と変えるが、なかなかアタリが来ない。

「また、アタリが来なくなりましたね」

3度、4度と流していくが、当たらない。

ポイントを少し浅場に変えると、古賀さんにアタリが来た。



またしても、アカハタ。

「今日は、ハタ日ですかね」

と、笑顔だ。

ポイントを大きく移動しようかな、と思っていると徐々に南風が強まってきた。

南風の時は、早めの移動が肝心と思い、潟近くに移動する。

移動中に、段々と風が強まり、波も立ち始めた。

「今日は、帰りましょうか」

速い潮に苦しみ、風邪に悩まされた一日になった。

5月4日 ボートキャスティング

2016年05月04日 | 日記
昨日の大時化から、一転、今日は凪の海。

朝間詰めにヒラスズキを狙って、ボートキャスティングをやることになった。

目指すポイントは、大島の南側。

昨日からすると、波も静かになっている分、サラシは小さくなっているだろう。

しかし、朝間詰めの時間帯に、期待は高まる。

ポイントに着くと、朝日が海面に反射してキラキラと輝いている。

「反射が眩しいですね」

「大丈夫です。頑張りますよ」

船を、波が瀬にアタッテできる、サラシギリギリに持っていく。

園田さんと、高橋さんが一斉にキャスティングを開始する。

その一投目。



「来た、一投目に来た」

園田さんのルアーに磯のヒラスズキがヒット。

型は50㎝くらいだろうか。

運転席から、海面でエラ洗いする、ヒラスズキが見える。

ハンドルを離すわけには行かないので、やり取りの写真は撮れない。

素早くラインを巻き取り、そのまま振り上げようとした時、針が外れた。

「掛かりが浅かったようだ」

園田さんが残念そうにしている。

今度は、高橋さんにヒット。



「ダスの様ですね」

相手に抵抗させないように、ガンガン巻いて振り上げる。

1メートル近いダスが上がってきた。

「スズキじゃなかった」

と、少し残念そう。

いつもながら、御二人の船首に立つ時のバランスの良さには、驚かされる。

船をバックさせて、元の位置に戻して再度サラシを攻める。

園田さんにも高橋さんにも、スズキがバイトしてくる。

高橋さんが針外れがあっても、直ぐに園田さんにヒットする。

しかし、魚が小さいのか、なかなか針に乗らない。

時には、青物がルアーを追い掛けてくる様子も見えるみたいで「追い掛けてくる」と、園田さんがこちらを向いて教えて貰える。

それなら、此処を流してみようと

ヤヒョウと平瀬の間をゆっくりと流していく。

ここは、アタリが出なかった。

再び元に戻って、小さいサラシを一つずつ攻めていく。

全てのサラシを攻めるが、バイトがあるが針掛かりしなくなった。

「今日は終わりかな」

園田さんと高橋さんが、残念そうに呟く。

サラシがもう少し大きいと、もっと面白いのだが…。

何度か針掛かりは有っただけに、私も口惜しい。

8時前にキャスティングを諦め、沖合に出るが潮の色が濁った潮になっている。

ジグで攻めても、浅場で鯛ラバに変えても、思うようにアタリが出ない。

大きくポイントを北に変え、ポイントに到着した時、風が南西に変わり直ぐに西風が強く吹き出した。

南からは、他の船が港を目指して大急ぎで走ってくる。

西の強風で船が安定しない。

「今日は、残念だけど諦めましょう」

強い西風に、釣りを邪魔される形となった。