赤灯台の沖堤を回ると、凄いウネリが寄せていた。
大島の北側の岩場でも、寄せるウネリで高い波飛沫が上がっている。
猪崎鼻の岩場も、同じ状況。
「沖は出られませんね」
赤木さん、村山さん、松元さんも「凄いウネリですね」と、ビックリ。
港内のタチウオに、専念する。
日曜日だけに、沢山の船が出てきている。
しかし、魚探に映し出されているベイトの状況が、大きく変化していた。
「ベイトが居ない」
そう思うくらいに、反応が出てこない。
時折、アタリが来て竿が曲がるが、タチウオが大きいのか、竿を絞り込まれて針が外れる。
周囲の船を見回すが、余り、竿が曲がっていない。
「今日は、タチウオも渋いのかな」
そんな気持ちになりかけた時、村山さんにアタリが来た。
指4本クラスのタチウオが、上がってきた。
「明るくなって、写真は撮りますね」
直ぐに、次のアタリを狙う。
次のアタリが来るまでに、少し時間が掛かった。
明るくなって、ポツポツアタリが出始めた。
赤木さんにも、良型のタチウオがヒットしてきた。
この1匹を皮切りに、赤木さんにアタリが連続する。
松元さんにも、待望のアタリが来た。
タチウオが釣れて、ホッとした表情。
「これで、胸張って帰れますね」と、笑顔が良い。
ベイト反応は少ないが、上手い具合に反応が出てくれば、アタリが来る。
赤木さんに、良い感じのアタリが来た。
竿が弧を描き、タチウオの重量感が感じられる。
良型のタチウオが、見えてきた。
上がってきたのは、キビレタチウオの指5本クラス。
「この大きさは、嬉しいですね」
赤木さんの笑顔が、輝く。
全員が、複数回のアタリを捕らえ、釣果に繋がった。
納竿前には、ウネリが益々高くなってきた。
明日は、天気が崩れる予報になっている。
沖は無理かな…。