油津池ヶ山の国道220号線から見た、大島方向の海だ。
南東からの風がやや強く吹いていて、沖合では白波が見える。
「やっぱり今日は出せないな。」
何処も変わらないのは分かっているが、南郷の夫婦浦まで車を走らせる。
前島辺りは、南東の風で白波が打ち寄せている。
遠くに見える水島も、風が強いだろう。
こちらに来る前に、日曜日に予約しているTさんと話していたのだが
「明日から、雨が降る予報ですよね」
「週末になると天気が崩れるね」
「朝から雨の時は、無理しないようにしましょうね」
等と、梅雨前線が恨めしい。
朝、妻とも話していたのだが、最近の天気の巡り合わせは週末ごとに雨だ。
「今日も、風があって船が出せないなら、都井岬に行って来たら」
都井岬に用事とは、釣春秋社の「近郊釣り場ガイドマップ」の本作りのお手伝い。
18年くらい前に一度この本制作の為、日南海岸から都井岬、県境の高松まで調査しているのだが、その後、釣り禁止になった防波堤もある。
最新の物に作り替えるための調査だ。
磯釣り、船釣りの仲間達3人にも、協力してもらっている。
私の持ち場は都井岬方面、近場は仲間たちにお願いしている。
久し振りに行く港や地磯が懐かしく、ついつい竿を出している釣り人と話し込んでしまう。
串間の本城港なんて何年振りに来たのだろう。
港入り口で竿を出していた釣り人から、「ここは暑くなると型の良いヒラメが釣れるんですよ」と教えて頂いた。
足下の海草の周りには、35センチ位のチヌの姿が確認できる。
今回の調査を本にして、家族で気軽に釣りが楽しめるようになったら良いなと思う反面、防波堤に立入禁止の柵が設置されているのは辛い気持ちになる。
港には、家族や仲間で釣りを楽しむ人たちの姿は、有って欲しいものだ。
その為にも、安全に気を付け、自分のゴミは持って帰り、帰るときは釣り場を海水で洗い流すことも大切だ。
もう、そろそろ港でアジ子が釣れる頃だ。
夏休みが来る前に完成するように、本作りのお手伝い頑張ろう。