釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

6月2日 潮を探る

2022年06月04日 | 日記
「南よりの風が、出るかも知れませんね」

そんな心配をするのが、最近の出船前の日課となっている。

海の上では、最悪なのは風が強い事と、危惧しているからだ。


しかし、時には、天気予報も良い方向に、転換することもある。

「べた凪になったですね」

朝のウネリも取れて、波静かなべた凪の海になってきた。


釣果までもが、べた凪にならなければ嬉しいのだが…。

ここ数日の潮は、上り潮も下り潮も、横流れの緩い潮が多いように感じている。

上潮は緩いが、下潮は速い流れになる二枚潮。

また、昼前に掛けては、下潮が動かない二枚潮になる傾向を感じている。


掛かり釣りの仲間からも「仕掛けが絡まって上がってくる」と、連絡が来る事がある。

掛かり釣りで、仕掛けが絡まる状況は、下潮が動かずに上潮と協調しない潮の時が多いと聞いている。


下潮が動かないとき、苦戦するのは流し釣りも同じだ。



そんな情報を元に、潮の流れに気を配りながら、船を流していく。

アタリは、ポツポツと出てくる。

40センチ前後の真鰺が、連発したり、ポツポツと間隔を置いてヒットしてくる。




時には、ハガツオもヒットしてくる。



日を追う毎に、ハガツオも太り始めているように見えてくる。

ベイトの鰺子、鯖子を沢山食べているのだろう。


潮の流れは、0.8ノット前後で南東に下っている。


青物がヒットしてくるチャンスが多いのは、朝間詰め。


ベイト反応を確認して、仕掛けを入れていく。


真鰺がヒットする確率は高い。





真鰺が、ジグにヒットしてくる。

身幅が有って、肉厚の分、感じる引きの強さは楽しい。

ヒットして、最初の突っ込みは「鰺とは思えない」強さになっている。

ジグにトライしてくる鰺の大きさは、40センチ近い物が多い。


鰺の合間に、イサキもヒットしてくる。




よく言う「腹太のノッコミイサキ」で、白子をだしている。

捌くと「卵が、いっぱい入っているよ」と、仲間達からも聞く。


しかし、日が高くなるに連れて、アタリが少なくなっていく。

完全に、アタリが止まる事もある。

「下潮が動いていない」

そんな状況に、突然、填ってしまう。


ポイントに成るところを探して、ウロウロと移動を繰り返す。


鰺を中心に、拾い釣りを続ける。


海底付近を探っていくと、思わぬ魚がヒットしてくる事がある。




ワニゴチも、そんな魚種の一つだろう。

アオハタ、オオモンハタもヒットしてきた。


昼前から、べた凪になった。

「嬉しいような、困ったような」と、一寸贅沢な悩みなのだろうと思いながら、海を眺める。


ポイントを探して、拾い釣りが種になった一日だった。